【  2008年05月  】 更新履歴 

  05.31.  【 † 美術/アート † 】  「都市ウサギ」に関する異端的論稿   さわりを読む▼
  05.30.  【 † 文学 † 】  『レストレス・ドリーム』   さわりを読む▼
  05.29.  【 † 美術/アート † 】  ジョン・シャーカフスキー『ウジェーヌ・アジェ写真集』   さわりを読む▼
  05.28.  【 † キリスト教神学 † 】  ジェノヴァのカタリナ『煉獄論』   さわりを読む▼
  05.25.  【 † キリスト教神学 † 】  今週のミサ Ⅰ 「キリストの聖体」   さわりを読む▼
  05.25.  【 † 美術/アート † 】  ロダンに関する基本文献と、ロダンに学んだブランクーシについて   さわりを読む▼
  05.22.  【 † フェミニズム † 】  フェミニズム基本文献   さわりを読む▼
  05.19.  【 † フェミニズム † 】  性差の新たなchoreography   さわりを読む▼
  05.12.  【 † 文学 † 】  シェイクスピア『ハムレット』   さわりを読む▼
  05.07.  【 † ホルヘ・ルイス・ボルヘス † 】  SFについて ―レムとギブスンの場合―   さわりを読む▼
  05.06.  【 未分類 】  トーマス・D・スィーレイ『ミツバチの生態学』   さわりを読む▼
  05.06.  【 † 文芸理論 † 】  新しい文学の構想   さわりを読む▼
  05.05.  【 † 美術/アート † 】  我々には故郷などあったろうか?   さわりを読む▼
  05.04.  【 † 文学 † 】  入沢康夫   さわりを読む▼
  05.04.  【 † ジャック・デリダ † 】  ミシェル・アンリ『受肉―肉の哲学―』   さわりを読む▼

◆2008年04月     ◆2008年05月       ◆2008年06月

「都市ウサギ」に関する異端的論稿 

† 美術/アート †


 ゾーヴァの箱舟(1998/05)ミヒャエル ゾーヴァ商品詳細を見るミヒャエル・ゾーヴァと動物の生活世界都市ウサギは実在するのであろうか?レインコートを被っている少年かと思いきや、顔を振り向かせると、ウサギだった――という現代世界でもおそらく最高峰に位置するこの「大人のための絵本」の画家が描いた命題は――。私は実際に、ウサギ化している小学生を目にしたことはない。(実在するのであれば友人になりたいが)ゾーヴァは、おそ...全文を読む

『レストレス・ドリーム』 

† 文学 †


 レストレス・ドリーム (河出文庫―文芸コレクション)(1996/02)笙野 頼子商品詳細を見る夢の中の世界で依然として笙野の作品に私は引力を感じている。本作は、私の中では『金毘羅』と同じくらい大切な本になった。淀川河川公園の、夕暮れの静謐なベンチに座ってこれを読んでいた。そして、笙野が、おそらく本質的に「幻想性」というコードを持った作家だということに気付いた。この作品でも、他の作品でも、必ず作家は「幻視」してい...全文を読む

ジョン・シャーカフスキー『ウジェーヌ・アジェ写真集』 

† 美術/アート †


 光の痕跡岩波書店の書籍紹介→ 「Jean-Eugène Atget」貴方はどの写真家が好きですか?と訊かれると、私はきっとこの「光の痕跡」を把捉した写真家を告げるだろう。言葉では正直、表現できない。けれど、私はこれを最後まで見て、「世界は謎めいていて、美しい」と感銘を覚えた。アジェは人物をほとんど撮影していない。彼が捉えるのは、どこか寂しいフランスの都市の一角、樹木、庭園、公園、湖面などだ。特に、太陽の写し...全文を読む

ジェノヴァのカタリナ『煉獄論』 

† キリスト教神学 †


 中世思想原典集成〈15〉女性の神秘家(2002/04)上智大学中世思想研究所商品詳細を見る煉獄とは何か?このブログを参考してくださっているユーザーで、どれほどキリスト教について関心のある方がいるのか解らないのだが、本書に収録されているカタリナ(Catharina de Genua/1447~1510)の『煉獄論(Trattato del purgatorio)』には、多少の好奇心が沸くのではないだろうか?煉獄というのは、簡単にいえば、「地上で汚れてしまった魂を...全文を読む

今週のミサ Ⅰ 「キリストの聖体」 

† キリスト教神学 †


 これから、私は毎週ごとにあるミサの記録をブログに残そうと想う。神父さまがおっしゃった素晴らしい御説教を、ここで綴ることには意味がある。キリストの聖体/昌川神父さま今日は「キリストの聖体」の大切なミサだった。担当の神父さまは昌川神父さま。昌川神父さまは、貧しい人たちと数年間、同じように暮らされたこともあり、非常に強い聖性に溢れた、私が常々尊敬している素晴らしい神父さまだ。「神は、その独り子をお与えに...全文を読む

ロダンに関する基本文献と、ロダンに学んだブランクーシについて 

† 美術/アート †


 ロダン事典(2005/03)フランス国立ロダン美術館商品詳細を見るロダン―神の手を持つ男 (「知の再発見」双書)(2005/10)エレーヌ ピネ高階 秀爾商品詳細を見るオーギュスト・ロダン―論説、講演、書簡(2004/12)ライナー・マリーア リルケ商品詳細を見る「私は50歳まで、貧乏がもたらすありとあらゆる苦労を味わった」 by ロダンロダンは即興で彫った。無論、デッサンも無数に描いたが、彼は結局、「熱狂的」かつ、「偶然性」を重...全文を読む

フェミニズム基本文献 

† フェミニズム †


 母性という神話 (ちくま学芸文庫)差異の政治学(2002/02)上野 千鶴子商品詳細を見るフェミニズム (思考のフロンティア)(2000/10)竹村 和子商品詳細を見る女たちの絆(2005/05)ドゥルシラ コーネル商品詳細を見る「あらゆるテクストにはジェンダーがある」前回も述べたとおり、フェミニズムを学ぶ上で基礎となるツール/コンセプトは以下である。・セックス・・・生物学的性別・ジェンダー・・・社会的文化的性別例えば、ボーヴォワー...全文を読む

性差の新たなchoreography 

† フェミニズム †


 フェミニズムについて私は今、フェミニズムを学び始めている。無論、これまでと同じく、全ては独学に委ねられるが、それには内面的な理由もある。私自身が、「女性」に対して、もしかすると偏った見方しかしていないような気がするからだ。このブログで行った「内省」のシリーズで、私は自分が「母性愛的な女性に惹かれやすい」青年であることがわかった。だが、はっきり断言しておきたい。「母性愛」というが、それは果たして、女...全文を読む

シェイクスピア『ハムレット』 

† 文学 †


 ハムレット (岩波文庫)(2002/01)シェイクスピア、SHAKESPEARE 他商品詳細を見るマルクスの亡霊たち―負債状況=国家、喪の作業、新しいインターナショナル(2007/09/25)ジャック・デリダ商品詳細を見るオフィーリア、或いは、亡霊の問題「亡霊」とは何か?私がシェイクスピアの本作に関心を持ったのは、デリダが『マルクスの亡霊たち』で「亡霊」についての考察を本作から学んでいるためである。本書には幾つか、非常に特異な天才的な...全文を読む

SFについて ―レムとギブスンの場合― 

† ホルヘ・ルイス・ボルヘス †


 大失敗 (スタニスワフ・レムコレクシヨン)(2007/01)スタニスワフ・レム商品詳細を見る天の声・枯草熱 (スタニスワフ・レム コレクション)(2005/10)スタニスワフ レム商品詳細を見るレムは本当にポスト・ボルヘスの系列に属するのか?SFについて書こう。個人的な見解に過ぎないが、私は断言して、SFを“全く認可していない”。理由は一つ――全然面白くないし、明らかに少年向けに過ぎるから――である。例えば、ギブスンの『ニューロ...全文を読む

トーマス・D・スィーレイ『ミツバチの生態学』 

未分類


 ミツバチ出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ミツバチ属 Apis セイヨウミツバチ Apis mellifera 分類 界 : 動物界 Animalia 門 : 節足動物門 Arthropoda 綱 : 昆虫綱 Insecta 目 : ハチ目(膜翅目) Hymenoptera 亜目 : ハチ亜目(細腰亜目) Apocrita 上科 : ミツバチ上科 Apoidea 科 : ミツバチ科 Apidae 亜科 : ミツバチ亜科 Apidae 族 : ミツバチ族 Apinini 属 : ミツバチ属 ApisLinnaeus, 1758 ...全文を読む

新しい文学の構想 

† 文芸理論 †


 1、我々は何を描くべきなのか?文学とは、テーマの先鋭化/徹底化である。どのような小説であっても、全てはテーマを持っている点で共通している。換言すれば、テーマの定かではない全ての文学は文学ではない。例えば、ベケットの『伴侶』には一見何のテーマ性も見えないようでいて、実は強力なテーマが潜んでいる。「書くことの無―意味」である。これは実は現代文学のほぼ全域に汚染されている潜在的な主題である。出発点は、「P...全文を読む

我々には故郷などあったろうか? 

† 美術/アート †


 Andrew Wyeth: Memory & Magic(2005/11/08)Anne Classen Knutson、Christopher Crosman 他商品詳細を見るいかにして死なずに生き抜くか、この世界を都市の喧騒―。そこから逃れたくないだろうか?私はアンドリュー・ワイエスと二人だけなら、逃れることができる。自殺の狂気に見張られながら生きてゆかざるをえない、とはかの大江健三郎の若かりし日のアフォリズムであるが、「自殺」を選ぶ前に、どうしてもこの画集を最期に開いて...全文を読む

入沢康夫 

† 文学 †


 続・入沢康夫詩集 (現代詩文庫)(2004/12)入沢 康夫商品詳細を見る戦後日本最高峰の怪物的詩人これは凄い。まだ触れたばかりだが、彼の感性の世界に衝撃された。特に「牛の首のある三十の情景」と、「エスキス」のシリーズに触れた時、魂が沸騰するのを感じた。解説でも、安藤元雄氏が「この、新しく編まれた過激な詩人の代表作の数々を、未知の若い読者に薦めてよいものかどうか、私はためらう」とすら述べている。例えば、「第八...全文を読む

ミシェル・アンリ『受肉―肉の哲学―』 

† ジャック・デリダ †


 受肉 肉の哲学 叢書ウニベルシタス 868(2007/07/03)ミシェル アンリ商品詳細を見る「あらゆる肉が生ずるのは、〈言〉からなのである」(p424)本書は、キリスト教神学と現象学双方を学ぶ者には、「必読」である。というより、私はこの本に関する仔細なレジュメを既にリアルで残しているので、ブログではいつものように軽く紹介するに留めておこう。本書は、デリダ的なユダヤ系列の現象学に対する宣戦布告である。デリダが「発生...全文を読む

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