【  2010年10月  】 更新履歴 

  10.30.  【 † ファッション † 】  Diorの素晴らしさ   さわりを読む▼
  10.30.  【 † 現象学  † 】  プラトニズムの崩壊の予兆   さわりを読む▼
  10.28.  【 † 詩集 † 】  詩 『 魔法猫 』   さわりを読む▼
  10.28.  【 † 現象学  † 】  仏典も聖書も、本質は同じである   さわりを読む▼
  10.28.  【 † 文学 † 】  「世界にはきっと、海よりも確かなものなどない。海よりも大切なものなどない」   さわりを読む▼
  10.26.  【 † 映画 † 】  黒沢清と「燃える麒麟」について   さわりを読む▼
  10.25.  【 † キリスト教神学 † 】  「ナザレのイエス」と、「書かれたナザレのイエス」の決定的差異   さわりを読む▼
  10.22.  【 † 映画 † 】  映画『男性・女性』~ゴダールはこういうメロドラマも制作していた~   さわりを読む▼
  10.22.  【 † ファッション † 】  「カトリック王子さま」から、「魔法使いの王子さま」への変身宣言   さわりを読む▼
  10.21.  【 † ファッション † 】  今月の参考リスト   さわりを読む▼
  10.16.  【 † 映画 † 】  映画が小説を書く上で齎す「効果」についての可能性、もちろん、B級も含めて   さわりを読む▼
  10.16.  【 † 映画 † 】  映画を観る時に私が面白いと思うのは、ストーリーラインとは関係がない細部のシーンに宿る何かである   さわりを読む▼
  10.12.  【 † 神秘主義 † 】  「シェヒナー」/「ソフィア」についての、ベンチの裏に書かれた素朴な落書き   さわりを読む▼
  10.10.  【 † 美術/アート † 】  オッド・ネイドルム   さわりを読む▼
  10.08.  【 † 美術/アート † 】  都市で生活していて感じること   さわりを読む▼
  10.08.  【 † 現象学  † 】  『エミリー・ローズ』と、ジョージ・バークリの学説について   さわりを読む▼
  10.07.  【 † キリスト教神学 † 】  幼きイエスの聖テレーズの幸福論   さわりを読む▼
  10.07.  【 † 映画 † 】  映画『ダウト』にみられる、優しさ   さわりを読む▼
  10.07.  【 † 映画 † 】  『エミリー・ローズ』の「悪魔」は悪魔ではない   さわりを読む▼
  10.04.  【 † 映画 † 】  シャネルの強さと、意志について   さわりを読む▼
  10.01.  【 † 文学 † 】  みんな! そろそろ俺と本を読もうぜ!    さわりを読む▼

◆2010年09月     ◆2010年10月       ◆2010年11月

Diorの素晴らしさ 

† ファッション †


 前回、路面プレビューへ行った時に紹介していただいたブレスレットと、蜜蜂シャツを買いました。シャツの方は襟元に黒いラインが入っている、ディオールらしい蜜蜂ロゴのシンプルなものです。私が今回非常に嬉しかったのは、もう店頭にないと思っていたこちらがまだ存在したことでした。まだ店頭に並ぶ前からチェックして気になっていたのですが、実際に買って着けてみると、「祭儀的な力」を感じました。これは私だけがそう感じた...全文を読む

プラトニズムの崩壊の予兆 

† 現象学  †


 by Bruce Nauman私は告白するが、二十四歳になる今まで、プラトニストであった。周知のように、プラトンは一輪の薔薇に宿る「美」において、その不完全性を認めたうえで、不可視ではあるが理念的に設定された「薔薇そのもの」の存在を「イデア」を呼称している。イデアは永遠であり、そして絶対的に不可視である。何故なら、イデアは個物ではなく、観念上のものだからである。キリスト教神学は、プラトニズムがあって初めて...全文を読む

詩 『 魔法猫 』 

† 詩集 †


 by Steve Hanks彼女がいるのに別の女性に惹かれる男彼氏がいるのに別の男性に惹かれる女そんな君たちはみんなぼくの仲間だねぼくは猫の中の猫美しい館の女主人に飼われている誇り高い白猫さある日ぼくの部屋にこんな女性がやって来たわたしには夫がいます子供もいますでもでも本当に本当に好きになってしまったのですあの人のことが毎晩彼に会ってお話することを毎晩彼といっしょに楽しいディナーを毎晩彼に髪の毛を撫でられな...全文を読む

仏典も聖書も、本質は同じである 

† 現象学  †


 「朝早く見かけた人々の中にも、夕方、会うことができない人がいる。夕方、見かけた人々の中にも、朝早く会うことができない人がいる」『ジャータカ』「楽しみそのものに実体はない。ただ、苦しみのやんだ状態を楽しみという。同様に、苦しみにも実体はない。楽しみのやんだ状態を苦しみというのである」『一遍上人語録』「自分の友にも敵に対しても、慈しみの修習をなすべきである。慈しみの心をもって、全世界を満たすべきである...全文を読む

「世界にはきっと、海よりも確かなものなどない。海よりも大切なものなどない」 

† 文学 †


 地上の見知らぬ少年(2010/03/18)J・M・G・ル・クレジオ商品詳細を見る少し短めになりますが、久しぶりに本の紹介をしてみます。これは正直、お金を出して手に入れたくなるほど素晴らしい本です。今私は図書館で借りています。本を買い漁るように読んでいた時期が以前あったのですが、最近はむしろ図書館を利用するようにしています。「減らす」とまではいいませんが、よほど欲しくない限り私はもう本を買わないでしょう。というの...全文を読む

黒沢清と「燃える麒麟」について 

† 映画 †


 『叫』黒沢清監督の『叫』を観た。これはホラー映画といっていいのだが、幾つか印象的な要素が存在した。一つ目は、「地震」である。これは物語の筋と関係がないが、ストーリーが進むのと並行して絶えず室内で揺れが起きる。二つ目は、「廃墟」である。これは同じ監督の『回路』でもいえると思われるが、主人公の刑事はラストで廃墟へ訪れる。そこは都市開発から忘れ去られた過去の遺物、時が停止したかのような孤独の聖域である。...全文を読む

「ナザレのイエス」と、「書かれたナザレのイエス」の決定的差異 

† キリスト教神学 †


 by Matthias Grunewaldナザレのイエスについて。彼を見たことがあるだろうか?彼の姿を、いや、彼だけでなく、彼の母マリアを、あるいはヨセフを、あるいは洗礼者ヨハネを。誰も彼らを「撮影」してはいない、彼らが実在したことは明白であるが、誰も最早その雰囲気、その身体の生々しい映像を捉えることはできない。映画では、例えば『パッション』では、ナザレのイエスが「役柄」として演技されている。ここで観ることのできる...全文を読む

映画『男性・女性』~ゴダールはこういうメロドラマも制作していた~ 

† 映画 †


 男性・女性 HDニューマスター版 [DVD](2008/02/01)ジャン=ピエール・レオーシャンタル・ゴヤ商品詳細を見るゴダールの5作目は、平穏なメロドラマ。これは映画館で彼女と観るのにぴったりかもしれない。全てモノクロだが、飽きさせない。これは小難しく御託を並べるような映画じゃない。良い香りのする珈琲といった風情なのだ。「男性」(ジャン=ピエール・レオ)が「女性」(シャンタル・ゴヤ)に告白する場面がある。そのシーン...全文を読む

「カトリック王子さま」から、「魔法使いの王子さま」への変身宣言 

† ファッション †


 彼女とさっき相談して、ブログ左上にいる彼のような「キャラ」っぽいスタイルを、もっと先鋭化させていくという路線もありかな、と思い始めました。名付けて、「王子さまスタイル2・0」今のこれが「1・0」と考えて、なんとかして更なる進化を遂げる方法を摸索する。私は自分が、「カトリック王子さま」というより、むしろ「魔法使いの王子さま」という強靭な自負を持って生きています。だから、今月は、「マジックプリンス」を...全文を読む

今月の参考リスト 

† ファッション †


 ループタイ(ボッテガ・ヴェネタ)シャツ(ポール・スミス)シャツ (アレキサンダー・マックイーン)シャツ (ディオールオム)働いている時にカジュアル過ぎる服装が苦手な私は、もう夏からずっーとディオールのシャツを着続けて久しいのですが、シースルーなのでそろそろ冬物を着ないとマズイ(ヤバイ)という感じです。店でも着れるディオールのシャツと、休日にアウトドアで着れるガラシャツの二着が欲しいなぁ。マックイー...全文を読む

映画が小説を書く上で齎す「効果」についての可能性、もちろん、B級も含めて 

† 映画 †


 ゾディアック 特別版 [DVD](2007/11/02)ジェイク・ギレンホール.マーク・ラファロ.ロバート・ダウニーJr.アンソニー・エドワーズ商品詳細を見るこれは一人の漫画家が、連続殺人事件を追うサスペンス映画だ。正直に書けば、つまらない。ただ、実在する事件を扱っていることと、主人公がこの事件のフリークとなって解決しようと奮闘するような流れは愉しかった。私がこれを観ながら注目していたのは、「刑事」が「ある事件」に取り込...全文を読む

映画を観る時に私が面白いと思うのは、ストーリーラインとは関係がない細部のシーンに宿る何かである 

† 映画 †


 薔薇の名前 特別版 [DVD](2010/07/14)ショーン・コネリークリスチャン・スレーター商品詳細を見る最近、私は「小説を書く」という行為を、今よりももっと楽しくするために積極的に映画を観るようにし始めている。前回、『アイズ・ワイズ・シャット』や『シャネル』などといった作品のレビューを書いたのも、その一貫としてある。今回は、名作として名高い映画を観た。原作はエーコの同名小説であるが、私はこれを小説の方では最後...全文を読む

「シェヒナー」/「ソフィア」についての、ベンチの裏に書かれた素朴な落書き 

† 神秘主義 †


 by   Cristobal Toralユダヤ神秘主義の聖典である『ゾハル』には、以下のようなテクストが存在する。「神的<意志>は、神の内的-顔として発展し、人間には他者の外的-顔として知覚される」私は先日、「神の女性原理」についての落書きをこのブログにおいて残した。これから、また別のプラットホームの片隅で、別の落書きを刻んでおこう。1180年頃に記されたと推定されているカバラ文献『バヒールの書』によれば、「神の女...全文を読む

オッド・ネイドルム 

† 美術/アート †


 「オッド・ネイドルム公式サイト」http://www.nerdrum.com/ネイドルムはノルウェーのオスロに1944年に生まれた画家。極めて黙示録的で悪夢的な世界観を表出しており、西欧でも評価が高い。「Unarmed Man」無防備な男。無表情に、じっと観る者を見つめている。腕の切断した先端部が、この男の表情を反映している。なぜ負傷しているのか、その原因を観る者に突き付ける。「5 Singing Women」五人の女歌手たち。しかし、彼女らは死体...全文を読む

都市で生活していて感じること 

† 美術/アート †


 by Edward Hopper都市には、多くの人間がいるようで、実は少数しか存在していないのかもしれない。...全文を読む

『エミリー・ローズ』と、ジョージ・バークリの学説について 

† 現象学  †


 昨日、掲載した『エミリー・ローズ』という映画は映画としてつまらなかったが、もしかするとバークリの『ハイラスとフィロナスの三つの対話』と強い接点を持ち得るかもしれない。これはその試みである。映画にあるように、あの悪魔祓いは実話を基にしている。仮に今、我々の目の前に少女がいて、彼女が「私は毎晩、悪魔を見る。実際に、私はそれを見て恐怖を感じている」と切実な面持ちでいったとせよ。我々はそれを医学的な見地か...全文を読む

幼きイエスの聖テレーズの幸福論 

† キリスト教神学 †


 「Study of the Madonna and Child with a Cat」                 by  LEONARDO da Vinci私は「カトリックの恋人」が欲しい。私はもっとオシャレになりたい。私はオシャレで、可愛い、敬虔ですらあるカトリックの恋人が欲しい。このような青年的で幻想的な「理想の女性像」を、私はこれから打ち砕く。幼きイエスの聖テレーズは、その自叙伝の中で、「幸福」について以下のように告白している。これは極めて重...全文を読む

映画『ダウト』にみられる、優しさ 

† 映画 †


 ダウト ~あるカトリック学校で~ [DVD](2009/08/19)メリル・ストリープフィリップ・シーモア・ホフマン商品詳細を見るこれはシスター、神父の感情的な闘いを描いた映画だ。これを観て、神父やシスターといえども、結局は「ひとりの生身の人間」なのだなということを再認識した。メリル・ストリープが演じたようなシスターは、私は苦手だ。私にカテキズムを教えてくださったSシスターは、この映画に出てくる若い修道女の方に似てい...全文を読む

『エミリー・ローズ』の「悪魔」は悪魔ではない 

† 映画 †


 エミリー・ローズ [DVD](2008/08/20)ローラ・リニートム・ウィルキンソン商品詳細を見る悪魔祓いをテーマにした映画を観た。これは実話を基にした映画だそうだが、私が観た限り、少女の精神的な病理という印象が強かった。少女には六匹の悪魔が憑依しているとのことだが、これもどれほど悪魔っぽく演技しても、やはり私は医学的な面で分析されるべきだと思う。映画としては、少女を「聖女」として最後に評価しているが、あまりにも...全文を読む

シャネルの強さと、意志について 

† 映画 †


 ココ・アヴァン・シャネル特別版 [DVD](2010/01/20)オドレイ・トトゥブノワ・ポールブールド商品詳細を見るオドレイ・トトゥ主演の『シャネル』を観た。これは、非常に素晴らしい映画だった。当時の貴族の服装はどれもけばけばしい飾りで満ちていたが、シャネルはそれらを削ぎ落として、非常にボーイッシュなスタイルを自らデザインし始める。シャネルは非常に強い女性で、男性に肩を並べて社会進出したいという意志を宿している。...全文を読む

みんな! そろそろ俺と本を読もうぜ!  

† 文学 †


 悪魔祓い (岩波文庫)(2010/06/17)ル・クレジオ商品詳細を見る最近、読んでいる本をザラッと紹介しますね。基本的に、私は濫読主義です。次から次へと名著を読んで、今を知って、そして良いところだけはしっかり記憶する。そんな感じです。で、ブログの方向性ですが、読んで考えたことを書くのも大事でしょうけど、紹介するに留めるのも良いような気がします。ってなわけで、軽く。↑ クレジオ関連。一読の価値あり。物質的恍惚 (岩...全文を読む

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