by Bruce Nauman私は告白するが、二十四歳になる今まで、プラトニストであった。周知のように、プラトンは一輪の薔薇に宿る「美」において、その不完全性を認めたうえで、不可視ではあるが理念的に設定された「薔薇そのもの」の存在を「イデア」を呼称している。イデアは永遠であり、そして絶対的に不可視である。何故なら、イデアは個物ではなく、観念上のものだからである。キリスト教神学は、プラトニズムがあって初めて...全文を読む
by Steve Hanks彼女がいるのに別の女性に惹かれる男彼氏がいるのに別の男性に惹かれる女そんな君たちはみんなぼくの仲間だねぼくは猫の中の猫美しい館の女主人に飼われている誇り高い白猫さある日ぼくの部屋にこんな女性がやって来たわたしには夫がいます子供もいますでもでも本当に本当に好きになってしまったのですあの人のことが毎晩彼に会ってお話することを毎晩彼といっしょに楽しいディナーを毎晩彼に髪の毛を撫でられな...全文を読む
by Matthias Grunewaldナザレのイエスについて。彼を見たことがあるだろうか?彼の姿を、いや、彼だけでなく、彼の母マリアを、あるいはヨセフを、あるいは洗礼者ヨハネを。誰も彼らを「撮影」してはいない、彼らが実在したことは明白であるが、誰も最早その雰囲気、その身体の生々しい映像を捉えることはできない。映画では、例えば『パッション』では、ナザレのイエスが「役柄」として演技されている。ここで観ることのできる...全文を読む
by Cristobal Toralユダヤ神秘主義の聖典である『ゾハル』には、以下のようなテクストが存在する。「神的<意志>は、神の内的-顔として発展し、人間には他者の外的-顔として知覚される」私は先日、「神の女性原理」についての落書きをこのブログにおいて残した。これから、また別のプラットホームの片隅で、別の落書きを刻んでおこう。1180年頃に記されたと推定されているカバラ文献『バヒールの書』によれば、「神の女...全文を読む
「Study of the Madonna and Child with a Cat」 by LEONARDO da Vinci私は「カトリックの恋人」が欲しい。私はもっとオシャレになりたい。私はオシャレで、可愛い、敬虔ですらあるカトリックの恋人が欲しい。このような青年的で幻想的な「理想の女性像」を、私はこれから打ち砕く。幼きイエスの聖テレーズは、その自叙伝の中で、「幸福」について以下のように告白している。これは極めて重...全文を読む