【  2011年11月  】 更新履歴 

  11.16.  【 † 小説集 「純文学系」 †  】  小説 『 真夜中の訪問者 』   さわりを読む▼
  11.02.  【 † 神秘主義 † 】  ロバの持つ神秘主義的イメージの多様性について ヌッチョ・オルディネ『ロバのカバラ』   さわりを読む▼

◆2011年10月     ◆2011年11月       ◆2011年12月

小説 『 真夜中の訪問者 』 

† 小説集 「純文学系」 † 


 photo by jean noeuml 朝が、またおぞましい朝がやって来た。彼は濁ったバスタブの中で目覚めた。あのおぞましい悪夢だった。どこか見たこともない荒廃した黄昏の荒地を、得体の知れない罪悪感に支配されながら疾っているのだ。高台に聳えている陰鬱な樹木を発見した彼は、慌しく必死の形相で縄をその幹に懸命に巻きつけた。日向焼けした縄のあの饐えたような独特な臭気、得体の知れない漏斗状化した不安が彼の意識の深奥で渦巻い...全文を読む

ロバの持つ神秘主義的イメージの多様性について ヌッチョ・オルディネ『ロバのカバラ』 

† 神秘主義 †


 西欧ヨーロッパの神秘主義のコンテキストにおいて、動物の「ロバ」は一体どのような意味を持っているのだろうか?私は以前から動物が持つ神秘的な象徴的解釈の系譜学に興味があった。一般的に「山羊」や「蛇」は、キリスト教的図像では悪魔的な観念と結合している。これらはいわば常套的な使われ方をする。「ロバ」の持つ神秘主義的なコードの多様性、多義性はほかの動物を圧倒している側面があり、西欧の神秘主義がますます高い注...全文を読む

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