【  2011年12月  】 更新履歴 

  12.31.  【 † ヨーロッパ庭園学 † 】  植物園の想い出   さわりを読む▼
  12.31.  【 † キリスト教神学 † 】  カトリック教会の降誕祭の記録 2011.12/24-25   さわりを読む▼
  12.31.  【 † 建築学 † 】  北欧建築について――フィンランドの民家、教会における「光」   さわりを読む▼
  12.30.  【 † 映画 † 】  中断された愛の「蘇生」、フランス映画の古典『天井桟敷の人々』   さわりを読む▼
  12.30.  【 † 映画 † 】  刑事サスペンスの名作、『ブラック・ダリア』   さわりを読む▼
  12.30.  【 † 映画 † 】  200歳の少女の「孤独」、『ぼくのエリ』   さわりを読む▼
  12.30.  【 † 映画 † 】  実在(信玄)と虚構(影武者)をめぐって、黒澤明『影武者』   さわりを読む▼
  12.28.  【 † ジャック・デリダ † 】  東浩紀のデビュー作に潜む、「デリダの幽霊」   さわりを読む▼
  12.28.  【 † 映画 † 】  『Eyes Wide Shut』は、異端にすら値しない   さわりを読む▼
  12.26.  【 † 映画 † 】  『オリエント急行殺人事件』における、デリダ的な「憑霊論」   さわりを読む▼
  12.26.  【 † 映画 † 】  『ベンジャミン・バトン』の神秘的テーマ   さわりを読む▼
  12.24.  【 † 建築学 † 】  岡野 真『フランク・ロイド・ライトの建築遺産』   さわりを読む▼
  12.24.  【 † 建築学 † 】  トーマス・ファン・レーウェン『摩天楼とアメリカの欲望』   さわりを読む▼
  12.22.  【 † ジャック・デリダ † 】  デリダと写真 d   さわりを読む▼
  12.17.  【 †「Page Not Found」† 】  Web現象学のための原案   さわりを読む▼
  12.16.  【 † ジャック・デリダ † 】  来るべきデリダのために ―パレルゴン/デクパージュ/折り目―    さわりを読む▼
  12.06.  【 † 映画 † 】  『七人の侍』が問いかけるもの、「現代にとって武士とは何であるか」   さわりを読む▼

◆2011年11月     ◆2011年12月       ◆2012年01月

植物園の想い出 

† ヨーロッパ庭園学 †


 彼女と2600種類の様々な草花が育成されている植物園に行ってきました。植物園という場所そのものに、草花が好きな私は以前から現代の都市空間における「癒し」のスペースとしての機能を感じていました。今回は、自分の好きな植物を発見する想いも込めていたので、非常に貴重な時間を過ごすことができました。私なりに撮影した、あまり上手くはありませんが数枚のメモリアルを紹介してみます。この大きな瑞々しい葉は、あのアイスク...全文を読む

カトリック教会の降誕祭の記録 2011.12/24-25 

† キリスト教神学 †


 先週のことになりますが、24日、25日の降誕祭のミサに彼女と行ってきました。洗礼を受けて今年で早四年になります。これは私が洗礼を受けた地元の教会で撮影しました。聖堂内部の撮影は自粛しました。代わりに、こちらは階段のところにある聖母像です。教会に行くと、常にこの聖母様の前を通っています。こちらは隣街の教会になりますが、24日夜のミサは玄関前がライトアップされておりました。カトリック教会にとって、降誕祭はイ...全文を読む

北欧建築について――フィンランドの民家、教会における「光」 

† 建築学 †


 フィンランドの古い民家、教会、サウナなどをテーマにした『LIGHT SPACE in Finland フィンランド 光の旅』(2009)は、木材の温かく優しい雰囲気と、自然光の繊細な輝きを感じさせる素晴らしい作品集だ。フィンランドの建築家には、アルヴァル・アールト、ユハ・レイヴィスカなどの代表的な人物がいる。特に私が引き寄せられたのが、このマッティ・サナクセンアホによる「聖ヘンリ・エキュメニカル礼拝堂」(2005)である。この建物...全文を読む

中断された愛の「蘇生」、フランス映画の古典『天井桟敷の人々』 

† 映画 †


 天井桟敷の人々 [DVD](2002/09/26)アルレッティ、ジャン=ルイ・バロー 他商品詳細を見るマルセル・カルネ監督のフランス映画史に燦爛と輝く古典『天井桟敷の人々』(1945)を観た。これは大衆的な無言劇で活躍する役者の人間ドラマを描いた作品である。ジャン=ルイ・バロー演じる道化役者バチストと、渡り鳥のような生活をしているアルレッティ演じるガランスの儚い恋も見所だ。人物は他にも、女好きで憎めない役者ルメートルや、ブ...全文を読む

刑事サスペンスの名作、『ブラック・ダリア』 

† 映画 †


 ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD](2007/05/18)ジョシュ・ハートネット、スカーレット・ヨハンソン 他商品詳細を見るブライアン・デ・パルマ監督の『ブラック・ダリア』(2006)は、ジェイムズ・エルロイの同名小説を映画化した作品で、現実に起こった名高い未解決事件の一つ「エリザベス・ショート事件」(ブラック・ダリア事件とも)をモデルにしている、刑事サスペンス映画である。この作品は一見の価値ある...全文を読む

200歳の少女の「孤独」、『ぼくのエリ』 

† 映画 †


 ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD](2011/02/04)カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション 他商品詳細を見る原作はヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの『モールス』で、最初の映画化は本作であるが、2010年にマット・リーヴス監督がリメイクしている。トーマス・アルフレッドソン監督のスウェーデン映画である本作は、北欧的な閑散として雪に包まれた街を舞台にしている。テーマは「少年と少女の淡い恋心」なのだが、彼が惹か...全文を読む

実在(信玄)と虚構(影武者)をめぐって、黒澤明『影武者』 

† 映画 †


 影武者 [DVD](2007/11/09)仲代達矢、山崎努 他商品詳細を見る黒澤明監督の『影武者』(1980)を観た。本作は武田信玄(実在)と、その影武者(虚構)をテーマにした、なかなか哲学的な意味を秘めた作品である。そもそも、21世紀初頭のこの現代日本においては、「武士」そのものが虚構的存在だといえる。小悪党であった男が、信玄に容貌が酷似していることから、「影武者」としての仕事を引き受ける。その間、信玄は三年間生きていたが、...全文を読む

東浩紀のデビュー作に潜む、「デリダの幽霊」 

† ジャック・デリダ †


 現代社会における「わたし」という一回性の固有な存在を逆説的に問いかける『指紋論』によれば、「指紋」というオルガノンは、「わたし」という存在を堅固に証明するためのツールである。それは「身元の証明・確認」のための道具であり、アイデンティフィケーション(身元保証)にとって有効なものである。指紋論 心霊主義から生体認証まで(2010/10/23)橋本 一径商品詳細を見る『指紋論』には、ミナ・クランドンという霊能力者が...全文を読む

『Eyes Wide Shut』は、異端にすら値しない 

† 映画 †


 アイズ・ワイド・シャット [DVD](2002/04/05)トム・クルーズニコール・キッドマン商品詳細を見るずっと以前から気になっていたキューブリックの作品を観た。これは「サバト」を中心にして、構成が二つに分割できる。前半はそれが何であるかを知りたいという方向で進み、後半はそこで知った秘密を暴きたいという方向である。そして、そもそも儀式に参加したきっかけが、妻(ニコール・キッドマン)の一夜の浮気であるということだ。...全文を読む

『オリエント急行殺人事件』における、デリダ的な「憑霊論」 

† 映画 †


 オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD](2006/06/29)アルバート・フィニー、ローレン・バコール 他商品詳細を見る古くなってもまだ楽しめる作品の一つに、アガサ・クリスティ原作の『オリエント急行殺人事件』がある。本作は「アームストロング事件」という架空の誘拐事件に端を発する、人間心理の「復讐心」を描いている。「アームストロング」事件とは、富豪の幼い愛娘が何者かに誘拐された出来事...全文を読む

『ベンジャミン・バトン』の神秘的テーマ 

† 映画 †


 ベンジャミン・バトン 数奇な人生 特別版(2枚組) [DVD](2009/07/15)ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット 他商品詳細を見るフィッツジェラルドの短編小説が原作のD.フィンチャー監督による『ベンジャミン・バトン』を観た。この作品のテーマは実は非常に錬金術的なものであり、カバラ的テーマとも密接に関わっている。というのは、彼は老いた姿で生まれてきて、成長すると共に若返るからだ。「精神的な熟成と若い少年の肉体...全文を読む

岡野 真『フランク・ロイド・ライトの建築遺産』 

† 建築学 †


 フランク・ロイド・ライトの建築遺産岡野 真 (2005/01)丸善 この商品の詳細を見るフランク・ロイド・ライトの建築遺産 ISBN:9784621075166 (4621075160)152p 21cm(A5)丸善 (2005-01-31出版)・岡野 真【著】[A5 判] NDC分類:523.53 販売価:\2,625(税込) (本体価:\2,500)フランク・ロイド・ライトは、今もなお世界中で、計り知れない影響力をもっている。しかし、あまりにも多様性に富んだ作品スタイル、様々な著作や...全文を読む

トーマス・ファン・レーウェン『摩天楼とアメリカの欲望』 

† 建築学 †


 摩天楼とアメリカの欲望トーマス・ファン レーウェン (2006/09)工作舎 この商品の詳細を見る摩天楼とアメリカの欲望 [原書名:The Skyward Trend of Thought : Metaphysics of the American Skyscraper〈Leeuwen, Thomas van〉 ]ISBN:9784875023975 (4875023979)383p 21cm(A5)工作舎 (2006-09-11出版)・レーウェン,トーマス・ファン【著】〈Leeuwen,Thomas van〉・三宅 理一・木下 壽子【訳】[A...全文を読む

デリダと写真 d 

† ジャック・デリダ †


 「ça me donne envie de dominer, c'est tellement bon de tout contrôler」灰と煙にはどんな違いがあるのかしら?一見すると煙の方がなんの痕跡も残さずに消えうせてしまうようだけれど煙は立ち昇っていくわ風をとらえ軽やかになり崇高になっていく灰は落ちる力なく疲れいっそう物質的になりその語を風化させてしまう灰はどこまでも分割していくことができるわJ・デリダ『火ここになき灰』...全文を読む

Web現象学のための原案 

†「Page Not Found」†


   「Web痕跡論」  ウィキペディアで「ページは見つかりませんでした」と検索すると、「問い合わせ: "ページは見つかりませんでした" (全ページ/リンク元) 該当するページが見つかりませんでした。」と表示される。「ページは見つかりませんでした」をグーグルで検索すると、「お探しのページが見つかりませんでした。申し訳ございません。お探しのページが見つかりませんでした。再度以下のページよりアクセス頂きご確認くだ...全文を読む

来るべきデリダのために ―パレルゴン/デクパージュ/折り目―  

† ジャック・デリダ †


 ジャック・デリダ―1930-2004 (別冊環 13)(2007/12)不明商品詳細を見るデリダ―きたるべき痕跡の記憶 (哲学の現代を読む 3)(2006/12)廣瀬 浩司商品詳細を見る現代思想の根幹概念とは、常に既に、「余白(パレルゴン)」である現代哲学、現代文学、そして現代神学――これら意味の外延の広いそれぞれのフィールドにおいて、今、最も重大な「テーマ」は、一つである。それは「余白」である。「余白」とは、エルゴン(作品)の外、という意味...全文を読む

『七人の侍』が問いかけるもの、「現代にとって武士とは何であるか」 

† 映画 †


 七人の侍 [DVD](2002/10/25)三船敏郎、志村喬 他商品詳細を見る『生きる』に引き続き、黒澤明の『七人の侍』を観た。これは村を襲う悪党を討つために、村人四人が武士の有志を集い、村が救われるまでを描いたシンプルなストーリーなのだが、どこまでも飽きさせない、古いのに新しく感じる映画だった。七人いる侍の中で、残ったのはわずかに三人という激戦だった。七人も人間が集まれば、様々な個性を感じさせるもので、特に無口だ...全文を読む

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