【  2012年03月  】 更新履歴 

  03.27.  【 † ファッション † 】  最も高貴で美しいアクセサリーとしての、ティアラ   さわりを読む▼
  03.25.  【 † ファッション † 】  世界最高のブランド   さわりを読む▼
  03.25.  【 † ファッション † 】  いずれにしても、ディオールが宿す高貴な香りは、哲学的である   さわりを読む▼
  03.24.  【 † 美術/アート † 】  Otto Künzli ―fragmentの概念―   さわりを読む▼
  03.24.  【 † 文芸理論 † 】  テクストのデザイン   さわりを読む▼
  03.24.  【 † 美術/アート † 】  ジョサイア・ウェッジウッドの芸術   さわりを読む▼
  03.24.  【 † 建築学 † 】  MINORU NOMATAと記憶の宮殿   さわりを読む▼
  03.24.  【 † 美術/アート † 】  naho iinoの世界   さわりを読む▼
  03.24.  【 † 美術/アート † 】  原研哉 『Designing Design』   さわりを読む▼
  03.22.  【 † 音楽 † 】  Dir en greyと、「最後の神」   さわりを読む▼
  03.22.  【 † 美学 † 】  G.ドゥルーズ 「カントの美学における発生の観念」   さわりを読む▼
  03.10.  【 † メディア論 † 】  古代アレクサンドリア図書館の復興計画のためのキーワード   さわりを読む▼
  03.10.  【 † 存在論 † 】  M・ハイデッガー『形而上学入門』   さわりを読む▼
  03.05.  【 † 文学 † 】  震災後一年を経て、高橋源一郎『恋する原発』を再読する   さわりを読む▼

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最も高貴で美しいアクセサリーとしての、ティアラ 

† ファッション †


 Tiaras: A History of Splendour(2001/12)Geoffrey C. Munn商品詳細を見る貨幣には還元できないほど、貴重なアクセサリーがこの世界には存在します。王族のみが、それも特別なセレモニーの時にのみ、身につけた「ティアラ」がまさにそうです。今回は、そんな世界の至宝を集めたコレクションから、私が美しい、と感じたティアラをご紹介致します。1815年にイタリアで作られた、ローマ式のティアラです。こちらは黄金の薔薇に、...全文を読む

世界最高のブランド 

† ファッション †


 ディオールは世界最高のブランドだ。このポスターはレディースで、僕が着ることなど無論不可能だが、見ているだけでテンションが幾何級数的に上昇する。何かオーラを感じる。ディオールに匹敵するオーラを感じる書物を一つあげるとすれば?『神曲』。あるいは、これは僕の見解に過ぎないが、『ヘリオガバルス』、『トリマルキオの饗宴』か……。...全文を読む

いずれにしても、ディオールが宿す高貴な香りは、哲学的である 

† ファッション †


 by Vilhelm Hammershøiディオールで灰色の新作ジャケ、ベルト、シャツ、グッチで長財布を買った。値段はあまり気にせず買い物できた。マルジェラにも寄ったが、店員たち自身が囁き合っていたように、地味だった。コレクションのものも店頭になかった。今回、私はディオールで買った服がどうだとか、そういうことはもう何もいわない。このブランドにおいては、全てにおいていかなる欠陥も存在せず、完璧だからだ。私がこ...全文を読む

Otto Künzli ―fragmentの概念― 

† 美術/アート †


 世界のジュエリーアーティスト 上巻―コンテンポラリージュエリー (1)(2007/03)水野 孝彦商品詳細を見るfragmentsをテーマにしたジュエリーアーティスト今から紹介するのは、ドイツの極めて卓越したジュエリーアーティスト、オットー・クンツリがシカゴで開催した個展【 Everything goes to pieces 】の中で興味深かった作品である。まず、「Broken Mickey Mouse」だ。これは、ミッキーマウスの頭部を斜めに切断/破壊した、そ...全文を読む

テクストのデザイン 

† 文芸理論 †


 WHAT IS GRAPHIC DESIGN?(2003/10/01)QUENTIN NEWARK商品詳細を見るリヒャルト・パウル・ローゼの構成的造形世界―スイス派,ニューグラフィックデザイン運動の旗手(2004/02)多摩美術大学ポスター共同研究会リヒャルト・パウル・ローゼ商品詳細を見るお勧めのデザイン本2冊最近、本を読んでいて、文字の構成の仕方が一つの「絵」になっているものに惹かれます。デリダの『グラマトロジー』の翻訳版を読んでいて、「絵画文字(ピクト...全文を読む

ジョサイア・ウェッジウッドの芸術 

† 美術/アート †


 The Prestige ウェッジウッドの芸術(2004/06/23)講談社商品詳細を見るWEDGWOODウェッジウッドは、18世紀を代表する英国最高峰の陶芸家。私は絵画と並んで、ガラス美術やステンドグラス、陶器にも前から強い関心があったのだが、ウェッジウッド社の一連の作品を収録したこの美しいカタログとは初めて出会った。ウェッジウッドは、ややもすれば単なる「食器」に成り下がってしまうこの分野を、芸術にまで昇華させたという...全文を読む

MINORU NOMATAと記憶の宮殿 

† 建築学 †


 Points of View - 視線の変遷 - 野又穫作品集(2004/02)野又 穫商品詳細を見る「記憶の宮殿」をデザインせよマテオ・リッチは中国に最初にキリスト教を布教したイエズス会士であるが、彼にはある「記憶術」が存在した。それは、何かを記憶しようとする時、それに「形態」を、具体的には「建造物」としての形態を与えることである。いわば、記憶対象の収納スペースをイメージできる空間を脳内に用意するのだ。この野又穣氏の作品集は...全文を読む

naho iinoの世界 

† 美術/アート †


 水と空のあいだ(2006/02/22)イイノ ナホ商品詳細を見る「たまご」が持つやさしさウィリアム・ブレイクは『The Book of Urizen(ユリゼンの書)』(1794)の挿絵の中で、世界の創造原理を「子宮」と結びつけた形象を描いている。彼の場合は、幻視した、というべきか。ニコラ・フラメルは17世紀に、二匹の蛇が互いの尾を噛みあっている円環的な形象を描いている。このような、創造論に「球形」型のイマージュを結合させるフレームは、グ...全文を読む

原研哉 『Designing Design』 

† 美術/アート †


 デザインのデザイン Special Edition(2007/10)原 研哉商品詳細を見る感じ方のデザイン久しぶりに素晴らしい美術書に出会った。「デザイン」についての本だが、本書に収録されている幾つものスタイリッシュで洗練された作品を見ていて、私の中で「哲学」「神学」「文学」に関する根本的な態度が変わった。正確にいえば、「シンプルさ」に重要性を感じ始めるきっかけになったのだ。例えば、「無印商品」のポスターであるが、これは非...全文を読む

Dir en greyと、「最後の神」 

† 音楽 †


 「全て偉大なるものは、嵐のさ中に立つ」――おそらく錯乱した眼差しでプラトンを引用した総長就任演説の悪名高いマルティン・ハイデッガー『ドイツ的大学の自己主張』の末尾を飾る衝撃的なこの言葉は、二十一世紀においてDir en greyの雷電の如き力と拮抗している。今でも魂の強さの面で模範にしたいある先輩から、私はDir en greyの存在を教えて貰って以来、ずっと彼らはハイデッガーの言説と結合して闇に輝く焦土の極北で燦爛と輝...全文を読む

G.ドゥルーズ 「カントの美学における発生の観念」 

† 美学 †


 ドゥルーズは『無人島1953-1968』の「カントの美学における発生の観念」(1963)の中で、我々にとって極めて重要な美学の根本概念を提示している。このページでは、美学における「天才」の概念について、『無人島』という書物のページをはみ出して、ほとんど跳躍を意図しつつ私なりの道筋を提示しておきたい。ドゥルーズによれば、カントの美学の根本諸問題とは、「天才」をめぐるものである。「天才」とは何であるか、という概念...全文を読む

古代アレクサンドリア図書館の復興計画のためのキーワード 

† メディア論 †


 用語1【神聖記録(ヒエライ・アナグラファイ)】 …アレクサンドリアの神殿に保管された国家の主だった出来事に関する全記録。用語2【神聖図書館】 …ヘカテウスの記述に依拠すると、ここにはアレクサンドリアにおける「魂の癒しの場所」という碑文が掲げられていたという。用語3【アカデメイア/リセウム】 …前者はプラトンがアテナイ郊外アカデモス神殿内に建造した学園で、世界最古の学術図書館。後者はアリストテレスがアテナ...全文を読む

M・ハイデッガー『形而上学入門』 

† 存在論 †


 形而上学入門〈第2部門〉講義―1919‐44 (ハイデッガー全集)(2000/07)ハイデッガー商品詳細を見るハイデガーは、奇妙な問い方をした。「なぜ有るものがあって、むしろ無ではないのか?」彼は、この問いは、孤独と絶望の淵から、暗黒の渦のようにして我々の前に生れ落ちる類の問いであると規定している。それゆえに、この問いは、『形而上学入門』において、ハイデガーの本質的な主要な問いになったのである。彼はこれを、あらゆる問...全文を読む

震災後一年を経て、高橋源一郎『恋する原発』を再読する 

† 文学 †


 恋する原発(2011/11/18)高橋 源一郎商品詳細を見る震災文学の口火を切った高橋源一郎の『恋する原発』を読んだ。震災だけでなく、核汚染以後の人類の様相や、技術によって破壊された土地について記した文学は古今東西に数多く存在している。例えば、前回紹介したウェルギリウスの『農耕詩』もその一つであり、この古典にはジャパニメーションの金字塔『風の谷のナウシカ』に近い「エコロジー」の概念が色濃く反映されている。さて...全文を読む

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