【  2012年04月  】 更新履歴 

  04.11.  【 † 美学 † 】  美術の基礎学習としてのヴェルフリン   さわりを読む▼
  04.11.  【 † 美学 † 】  新古典主義における「ギリシア的回帰」の準備――ヨハン・J・ヴィンケルマン『古代美術史』   さわりを読む▼
  04.11.  【 † 美学 † 】  美術史の学習なくして個々の芸術家を愛することなど不可能である――ハインリヒ・ヴェルフリン『美術史の基礎概念』   さわりを読む▼
  04.11.  【 † 小説集 「電脳系」 † 】  小説 『 コーデックス・オメガ 』   さわりを読む▼
  04.02.  【 † 美術/アート † 】  Antonio López García   さわりを読む▼
  04.02.  【 † 美術/アート † 】  アンリ・ファンタン=ラトゥールに寄せて   さわりを読む▼

◆2012年03月     ◆2012年04月       ◆2012年05月

美術の基礎学習としてのヴェルフリン 

† 美学 †


 Heinrich Wölfflinヴェルフリンが述べたように、美術は実は万人のためのものではない。それは美術教育をしっかり受けた人間が、その教養によって嗜むものである以上、「見る」ためには不可避的に「学習」が必須である。美術における学習とは、この場合美学理論だけでなく美術史も当然含まれるのであり(あるいはその他の人文諸科学)、こういった学習によって初めて我々は作品を「見る」ことができる。この意味で、「眼は文...全文を読む

新古典主義における「ギリシア的回帰」の準備――ヨハン・J・ヴィンケルマン『古代美術史』 

† 美学 †


 ヨハン・J・ヴィンケルマン(1717-1768)はプロシアに生まれ、1750年代にカトリックに改宗している。彼は古典古代への非常に強い愛に溢れ、彼にとっては一昔前の様式になるバロックを唾棄した。1764年に出版した主著『古代美術史』は、18世紀のヨーロッパに巨大な影響を与え、「新古典主義」を実質的に用意したと評価されている。この本の中でヴィンケルマンが提唱したのは、「古代ローマ」という「イタリア起源」の文化を称揚す...全文を読む

美術史の学習なくして個々の芸術家を愛することなど不可能である――ハインリヒ・ヴェルフリン『美術史の基礎概念』 

† 美学 †


 ハインリヒ・ヴェルフリン(1864-1945)は『美術史の基礎概念』の中で、以下のような二項を五つ提示している。(1) 線的なもの/絵画的なもの線的なものは明瞭で、くっきりしている。絵画的なものは、背景と事物との境界線が曖昧で、線的なものより不鮮明である。(2) 平面/深奥ルネサンス絵画は基本的に平面的空間として描かれており、遠近法はシンプルである。他方、バロック絵画では奥行きの中心点がずれており、ルネサン...全文を読む

小説 『 コーデックス・オメガ 』 

† 小説集 「電脳系」 †


 Robles Muñoz Hieronymusはシリアの砂漠へ到着した。彼を辛辣な世界まで、穏やかな眼差しで案内してくれた青年は、そこまでで姿を消した。Hieronymusは自分が一体何をしたいのか解らなかった。ただ、「砂漠」が自分を呼んでいるとしか表現できない不思議な感覚だった。砂漠へ来るまでの安いホテルで、何度も志穂の幻影を目にした。 Hieronymusは砂漠をたった一人で歩き始めた。七つの夜を、彼はわずかな食料を糧にして歩...全文を読む

Antonio López García 

† 美術/アート †


 「Hand Basin and Mirror」(1967)「MARIA」(1972)Antonio Lopez(2008/06)Jose Faerna商品詳細を見る定期的に読み返すお薦めの画集です。「画集専門店アルテリア」http://www.arteria-artbook.com/index.html以下は、ロペス・ガルシアの幾枚かの作品を掲載している海外サイト。ナランホやサンドルフィといった画家の作品も紹介。http://www.sapiens.ya.com/artelibre1/index.htm...全文を読む

アンリ・ファンタン=ラトゥールに寄せて 

† 美術/アート †


   by Henri Jean Théodore Fantin-Latour人間は、薔薇として存在しているのではないか。薔薇にはやはり、何か魅惑的な力があると私は強く感じている。同じ瓶の中で、ひときわ美しく花開いている薔薇もいれば、影に潜んでひっそりと孤高を貫いている薔薇もいる。自分が生きているその期間で、精一杯輝く薔薇、それだけが本当に素晴らしい薔薇なのだろうか。花弁をうまく開けず、その内に秘めた美を誰にも知られることな...全文を読む

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