【  2012年09月  】 更新履歴 

  09.29.  【 † 美学 † 】  アンリ・フォシヨン 『形の生命』―芸術にとって「形」とは何なのか?   さわりを読む▼
  09.26.  【 † 文学 † 】  Collected Poems of W. B. Yeats(1)Leda And The Swan 「レダと白鳥」   さわりを読む▼
  09.24.  【 † 建築学 † 】  オットー・フリードリッヒ・ボルノウ『人間と空間』   さわりを読む▼
  09.24.  【 † 建築学 † 】  ケヴィン・リンチ『廃棄の文化誌』(1)――「聖なる廃棄」について   さわりを読む▼
  09.23.  【 † 文芸理論 † 】  ミハイル・バフチンの「ダイアロジズム」とジュリア・クリステヴァの「間テクスト性」(2)   さわりを読む▼
  09.23.  【 † 文芸理論 † 】  ミハイル・バフチンの「ダイアロジズム」とジュリア・クリステヴァの「間テクスト性」(1)   さわりを読む▼
  09.23.  【 † 音楽 † 】  ジョン・ケージ『ある風景の中で』   さわりを読む▼
  09.21.  【 † キリスト教神学 † 】  テレサ・バーガーの「日常の秘蹟性」について   さわりを読む▼
  09.11.  【 † 文学 † 】  「君を愛することの喜びを何度も何度も自分にいい聞かせています。いつまでも君を愛した喜びを語る僕の言葉を、これから先君は何度も聞くことでしょう」   さわりを読む▼
  09.11.  【 † キリスト教神学 † 】  ニコラ・ド・マルブランシュの再評価—―「すべての事物を神において見る」(voir toutes en Dieu)ための理論的条件(1)   さわりを読む▼
  09.10.  【 † 映画 † 】  映画『ジャンヌ・ダルク』—―天国と地上のmedium(媒介項)としての少女   さわりを読む▼
  09.06.  【 † 存在論 † 】  21世紀のハイデッガーは、キリスト教を何と心得るか?   さわりを読む▼

◆2012年08月     ◆2012年09月       ◆2012年10月

アンリ・フォシヨン 『形の生命』―芸術にとって「形」とは何なのか? 

† 美学 †


 改訳 形の生命 (平凡社ライブラリー)(2009/02)アンリ フォシヨン商品詳細を見るフランスの美術史学者アンリ・フォシヨンの『形の生命』(原著1955)を読んだ。私は本書を美術についての教養を深めるために読み始めたのだが、中には私が以前から関心を抱いている「余白(parergon)」についての印象深いテクストが存在していて愕いた。本書は全五章に補論「手に捧げる」を収録したものだが、それほど長くなく美術館で一種の講演会を...全文を読む

Collected Poems of W. B. Yeats(1)Leda And The Swan 「レダと白鳥」 

† 文学 †


 The Collected Poems of W.b. Yeats (Wordsworth Poetry Library)(1994/11)W. B. Yeats商品詳細を見るW.B.イェイツの詩の中で、私が以前から特に気に入っている作品を幾つか翻訳していくことで、小説を書く上での文体の錬磨を図ろうと考える。以下は名高いThe Tower (1928)に収録されている代表作のひとつ、LEDA AND THE SWAN(「レダと白鳥」)の試訳である。Leda And The Swan      A SUDDEN blow: the great wings beatin...全文を読む

オットー・フリードリッヒ・ボルノウ『人間と空間』 

† 建築学 †


 人間と空間(1978/01)オットー・フリードリッヒ・ボルノウ商品詳細を見るオットー・フリードリッヒ・ボルノーは現存在の根本規定を空間と時間であると述べる。空間には二種ある。・ユークリッド空間・der erle Raum(体験されている空間)前者の特質は以下である。①どの点も他の点に対して優越しない。この空間は、自然的な座標原点を持たず、むしろ我々は目的に都合が良いという理由から、簡単な座標移動によって任意に選んだ点を...全文を読む

ケヴィン・リンチ『廃棄の文化誌』(1)――「聖なる廃棄」について 

† 建築学 †


 廃棄の文化誌 新装版―ゴミと資源のあいだ(2008/02/25)ケヴィン・リンチ商品詳細を見る建築学必読書リストの一冊に入っているケヴィン・リンチの代表作であり遺著でもある『廃棄の文化誌』(原著1990)を読んだので、ここに記録を残しておきたい。リンチについては既にこのサイトの購読者の方々なら御存知であろうが、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトに師事した、MITの名誉教授である。タイトルから薄々感じられる...全文を読む

ミハイル・バフチンの「ダイアロジズム」とジュリア・クリステヴァの「間テクスト性」(2) 

† 文芸理論 †


 Imperfiction現代文学を理論的に把握するために、言語とは何かを知らねばならない。ヨハネ福音書にもあるように、「初めに言葉ありき」なのである。言語について分析する上で、間テクストの概念について学習しておくことは有効だろう。まず、ソシュールの『一般言語学講義』における「言語」の定義について復習しておこう。「言語には差異だけがある。更に重要なのは、差異は、差異がはっきり設けられる確然たる複数の用語を通例包...全文を読む

ミハイル・バフチンの「ダイアロジズム」とジュリア・クリステヴァの「間テクスト性」(1) 

† 文芸理論 †


 by Philippe Berthier私が書いた言葉は、果たして本当に私のものなのだろうか? それは私が考えたものなのだろうか? 私が言葉を書く上での、「私」とは何か? この問題について知るためには文芸理論の一つとして現代においても未だに重要な「間テクスト性」について学習する必要がある。グレアム・アレンはこの理論を系統的かつ理論的に述べた『間テクスト性―文学・文化研究の新展開』(2000)の中で、以下のように「私」の言...全文を読む

ジョン・ケージ『ある風景の中で』 

† 音楽 †


 ケージ:ある風景の中で(1995/03/24)ドゥルーリー(スティーブン)商品詳細を見る「In a Landscape」「Music for Marcel Duchamp」「Dream」は共に1948,47年頃に作曲され、共に懐かしい静穏さを感じさせる。デ・キリコの初期の孤独や、ゼーバルトの文体から感じられる廃墟性と、イメージが繋がっていく。極めて素晴らしい音楽である。...全文を読む

テレサ・バーガーの「日常の秘蹟性」について 

† キリスト教神学 †


 francisco-lachowski-Algis-Puidokas私はこれまで、現代のカトリック神学において必要不可欠な課題の最大のものこそが、フェミニズム神学であると主張し続けてきた。私が洗礼以後も12世紀に活躍した女子修道院長ビンゲンのヒルデガルトの「女性神学」を重視するのは、聖書やヴァチカンの組織に内在するファロゴセントリズム(男根ロゴス中心主義)を徹底的に脱構築するために他ならない。ファロゴセントリズムとは、神学体系に存在...全文を読む

「君を愛することの喜びを何度も何度も自分にいい聞かせています。いつまでも君を愛した喜びを語る僕の言葉を、これから先君は何度も聞くことでしょう」 

† 文学 †


 アンゴスチュラ・ビターズな君へ(2008/11)高泉 淳子商品詳細を見るセンスの良いオサレな美食文学♪彼氏をフランス料理の美味しいお店に連れて行きたいと思っている女性には、必読の小説だと思う。文章も読みやすいし、もとは高泉淳子さんのシリーズ舞台「ア・ラ・カルト」を彼女自身が小説化したものだ。この小説を読んだ後では、ディオールオムのシャツについている「蜜蜂」のさりげないマークまでもが、実は小説空間にオサレに散...全文を読む

ニコラ・ド・マルブランシュの再評価—―「すべての事物を神において見る」(voir toutes en Dieu)ための理論的条件(1) 

† キリスト教神学 †


 Louis Claude Simonon by Hedi Slimane For Prada このページでは、近年、再評価が新たに高まりつつある17世紀フランス・バロック時代の哲学者にして神学者ニコラ・ド・マルブランシュ(Nicolas de Malebranche、1638年8月6日-1715年10月13日)の名高い言葉「すべての事物を神において見る」(voir toutes en Dieu)の理論的背景について考察する。【マルブランシュは物体の本質を〈意識〉として捉えていた】  マルブランシュは...全文を読む

映画『ジャンヌ・ダルク』—―天国と地上のmedium(媒介項)としての少女 

† 映画 †


 ジャンヌ・ダルク [DVD](2007/05/30)ジョン・マルコヴィッチ、ミラ・ジョヴォヴィッチ 他商品詳細を見るジャンヌ・ダルクは、カトリック系の中高一貫校で育った私にとって絶えず関心のある存在であり、また洗礼を受けてからも特別な興味を持ち続けている聖女である。私が洗礼を受けた教会にも、この聖女の洗礼名を持つ女性がいたりする。何冊かジャンヌの伝記については高校時代に読んだことがあるが、このページでは主としてリュ...全文を読む

21世紀のハイデッガーは、キリスト教を何と心得るか? 

† 存在論 †


 「Study for Adam」  by Raffaello Santi「現‐有とは、無の内に投げ込まれて保たれていることを、意味する」      ハイデガー『道標』「形而上学とは何であるか」おそらく、この一語が、彼の思想を結集している。ハイデガーは、生きていた時代が20世紀であったがゆえに、つまりフランシス・ベーコンが極端に頭部をデフォルメさせた禍々しい絵画を描かざるをえなかった時代であるがゆえに、その「深淵」に足を取られてい...全文を読む

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