【  2013年11月  】 更新履歴 

  11.21.  【 † 建築学 † 】  「間」=「コーラ」と九つの派生概念――磯崎新×ジャック・デリダ×ミルチャ・エリアーデ   さわりを読む▼
  11.17.  【 † オペラ † 】  トリノ王立歌劇場主催、ジャコモ・プッチーニの代表作《トスカ》を鑑賞する前に読んだ論稿まとめ   さわりを読む▼
  11.12.  【 † キリスト教神学 † 】  エデンの園の謎――原罪以後、アダムとイヴは果たして「衣服」を纏っているか?   さわりを読む▼
  11.11.  【 † 映画 † 】  ミヒャエル・ハネケの『愛、アムール』における「鳩」の象徴的表現について   さわりを読む▼
  11.07.  【 † 美学 † 】  「家」の詩的解剖学、あるいは「詩」の本質への急迫――ガストン・バシェラール『空間の詩学』読解(2)   さわりを読む▼
  11.07.  【 † 小説集 「純文学系」 †  】  小説 『 Archdiocese of LA  』    さわりを読む▼
  11.05.  【 † 文学 † 】  誠実さは「正午」の中にこそある……瀬尾育生『アンユナイテッド・ネイションズ』   さわりを読む▼
  11.01.  【 † 映画 † 】  ニコール・キッドマン主演 『ある貴婦人の肖像』(原作:ヘンリー・ジェイムズ)   さわりを読む▼

◆2013年10月     ◆2013年11月       ◆2013年12月

「間」=「コーラ」と九つの派生概念――磯崎新×ジャック・デリダ×ミルチャ・エリアーデ 

† 建築学 †


 見立ての手法―日本的空間の読解(1990/07)磯崎 新商品詳細を見る【「間」とは何か?】磯崎新は『見立ての手法 日本的空間の読解』の中で、「間」について論じている。間は九つの派生概念を持つ集合概念であり、日本独自の美学の基礎にも当たるものである。「間」の意味は「隙間」、「空隙」であるが、時間・空間概念でもある。磯崎は以下のように間を語る。「空間は基本的に空白であり、物体でさえ常に空洞を内側に抱え込むと想わ...全文を読む

トリノ王立歌劇場主催、ジャコモ・プッチーニの代表作《トスカ》を鑑賞する前に読んだ論稿まとめ 

† オペラ †


  12月5日に東京文化会館で公演されるトリノ王立歌劇場によるプッチーニの《トスカ》を鑑賞する前に、予備知識としてこれまで書かれた海外の重要な《トスカ》論をまとめていこう。我々のこのページを読めば、《トスカ》を愉しむために必要な最低限の情報は得られるだろう(各幕のストーリーラインは劇場のパンフレットで配布される)。 まず、オペラ研究者として世界的に著名なアッティラ・チャンパイによれば、本作は三百年に及...全文を読む

エデンの園の謎――原罪以後、アダムとイヴは果たして「衣服」を纏っているか? 

† キリスト教神学 †


 作者不詳(ネーデルランド派)《原罪》(1576)【「エデンの園」時代の裸体たち】 「エデンの園」に関する神学的考察の前提として重要なのは、アダムとイヴが神から「恩寵」を着せられている(恩寵に包まれている)という考え方である。「恩寵」は本性ではなく、神が着せる特別な「衣服」である。純粋に視覚的に見れば、この時代の二人は裸体である。すなわち衣服を纏っていない。しかし、二人は「恩寵」を着ている。この着衣の形...全文を読む

ミヒャエル・ハネケの『愛、アムール』における「鳩」の象徴的表現について 

† 映画 †


 (C) 2012 Les Films du Losange - X Filme Creative Pool - Wega Film - France 3 Cinema - Ard Degeto - Bayerisher Rundfunk - Westdeutscher Rundfunk 銀座テアトルシネマでミヒャエル・ハネケの『愛、アムール』(2012)を観たので、その記録を残しておく。私がハネケの作品を観たのは『ピアニスト』(2001)、『白いリボン』(2009)に続いて三作目である。先の二作は内容的に重く、後味も必ずしも良いとは言えないものだっ...全文を読む

「家」の詩的解剖学、あるいは「詩」の本質への急迫――ガストン・バシェラール『空間の詩学』読解(2) 

† 美学 †


 空間の詩学 (ちくま学芸文庫)(2002/10)ガストン バシュラール商品詳細を見る【家の詩的解剖学】(a)「半ば開いた戸」 現代人は神を喪失している、あるいは不在として神は現前している、などと言われているが、実質的に言えば神は我々の身近に――例えば「部屋の扉」に――現存している。現在のローマ・カトリック教会の神学大系の骨格を築いた聖トマス・アクィナスの師であるアルベルトゥス・マグヌスによれば、「扉」とはそれ自体で...全文を読む

小説 『 Archdiocese of LA  』  

† 小説集 「純文学系」 † 


 by Rodolfo Martinez その夜も、ジェイドとジーンの二人はいきつけのナイトクラヴ「Les Deux」で女を誘っていた。二人は金に困っていたが、饒舌に口説けばたいていの女が安っぽい金で脱ぐような生活をそれなりに愉しんでもいた。彼らは共同で安い団地に住み、朝と昼はたいてい連れ込んだ女たちとじゃれ合いながら眠り、夜になるとクラヴのコネを利用してショットバーや風俗店の客引きとして金を稼いでいた。 帰り道、汚らしい...全文を読む

誠実さは「正午」の中にこそある……瀬尾育生『アンユナイテッド・ネイションズ』 

† 文学 †


 アンユナイテッド・ネイションズ(2006/08)瀬尾 育生商品詳細を見る瀬尾 育生瀬尾 育生(せお いくお、1948年11月16日 - )は、日本の詩人、ドイツ文学者。首都大学東京都市教養学部教授。愛知県名古屋市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科独文科修士課程修了。1991年、湾岸戦争の際に藤井貞和と論争を行った。1996年、詩集『Deep purple』で第26回高見順賞を受賞。2006年、『戦争詩論 1910-1945』で第15回やまなし文学賞を受賞...全文を読む

ニコール・キッドマン主演 『ある貴婦人の肖像』(原作:ヘンリー・ジェイムズ) 

† 映画 †


 ある貴婦人の肖像 [DVD](2001/01/24)ニコール・キッドマン、ジョン・マルコビッチ 他商品詳細を見る オープニングクレジットでbased on the novel by Henry Jamesと表示されているだけで、ジェイムズ好きな私にとっては嬉しい映画でした。これはジェイムズ前期の代表作『ある貴婦人の肖像』を映画化したものです。映画の舞台は19世紀後半のイギリス、そしてイタリアで、ヒロインはアメリカから渡欧したミス・アーチャーという名家...全文を読む

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