【  2014年01月  】 更新履歴 

  01.30.  【 † メディア論 † 】  『キュレーションの時代』における、「情報の聖域」の在り処をめぐって   さわりを読む▼
  01.19.  【 † 映画 † 】  黒澤明『生きる』の真意ーー「わしは人を憎んでなんかいられない。わしにはそんな暇はない」   さわりを読む▼
  01.14.  【 † 宗教学 † 】  ヴィーナスと「海」の神話について――吉田敦彦『不死と性の神話』第五章「海の恵みの神話」読解   さわりを読む▼
  01.12.  【 † 映画 † 】  ナターシャ・キンスキー主演、ロマン・ポランスキー監督『テス』――セザール賞(作品賞、監督賞、撮影賞)受賞   さわりを読む▼
  01.12.  【 † 映画 † 】  パオロ・ソレンティーノ『イル・ディーヴォ――魔王と呼ばれた男』――第61回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作   さわりを読む▼
  01.03.  【 † 美学 † 】  エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』 (1)   さわりを読む▼
  01.01.  【 † 展覧会 † 】  光は与え、そして奪う――英国最高の風景画家《ターナー展》の記録(東京都美術館)   さわりを読む▼

◆2013年12月     ◆2014年01月       ◆2014年02月

『キュレーションの時代』における、「情報の聖域」の在り処をめぐって 

† メディア論 †


 by Georges Seurat 『キュレーションの時代』を読んだので、以下に本書やその周辺から私が考えたことを記録する。はじめに断っておくが、この本はAmazonで2011年2月24日現在、メディア関連の書籍で一位にランキングされているので、既に読まれたユーザーが多いことが想定される。「キュレーション」や「チェックイン」といった本書で登場する用語については、他のブログやツイッターでも数多く紹介されているので割愛する...全文を読む

黒澤明『生きる』の真意ーー「わしは人を憎んでなんかいられない。わしにはそんな暇はない」 

† 映画 †


 生きる [DVD](2007/12/07)志村喬、小田切みき 他商品詳細を見る黒澤明の『生きる』(1952)を観た。生きているのに生の感覚を抱くことのできない市民課長(志村喬)が、胃癌を宣告されて余命三ヶ月であることを知り、「生きる」とは何かを問い直すという非常に切実で真摯な作品だ。彼はそれまで、働いているのに何もしていないという奇妙な倦怠感を抱いていた。市役所の仕事のマニュアル的で画一的かつ組織的な監獄のような世界に...全文を読む

ヴィーナスと「海」の神話について――吉田敦彦『不死と性の神話』第五章「海の恵みの神話」読解 

† 宗教学 †


  私には時々、神話や宗教学についての本を読みたくなることがある。 今回、日本を代表する神話学者で学習院大学名誉教授である吉田敦彦氏の『不死と性の神話』第五章「海の恵みの神話」を読んで印象的だった点を記録しておきたい。この章では、特に「水」にまつわる古今東西の神話について記されている。個人的なエピソードになって恐縮であるが、私には少年時代にボート遊びをしていた際に桟橋から誤って転落し、気付いた母親が...全文を読む

ナターシャ・キンスキー主演、ロマン・ポランスキー監督『テス』――セザール賞(作品賞、監督賞、撮影賞)受賞 

† 映画 †


 テス Blu-ray スペシャルエディション(2013/10/25)ナスターシャ・キンスキー、ピーター・ファース 他商品詳細を見る19世紀末のイギリスの東北部の農村を舞台に、貧しい行商人の子として生まれた娘テスの波乱に富んだ生涯を描くトマス・ハーディ原作『ダーバヴィルのテス』の映画化。製作総指揮はピエール・グルンステイン、製作はクロード・べリ、監督は「チャイナタウン」のロマン・ポランスキー。ハーディの原作を基にジェラー...全文を読む

パオロ・ソレンティーノ『イル・ディーヴォ――魔王と呼ばれた男』――第61回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作 

† 映画 †


 イル・ディーヴォ ‐魔王と呼ばれた男‐ [DVD](2013/03/06)トニ・セルヴィッロ、フラヴィオ・ブッチ 他商品詳細を見るイタリアの首相を7期にわたって務める一方、絶大な権力のもと多くの犯罪や汚職に手を染めた、戦後イタリアを代表する政治家ジュリオ・アンドレオッティを題材に描く政治ドラマ。裁判にかけられて物議を醸し、「魔王」と呼ばれたアドレオッティを、名優トニ・セルビッロが怪演。2008年・第61回カンヌ国際映画祭で...全文を読む

エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』 (1) 

† 美学 †


 by Imperfectfictionバークはthe sublime(崇高さ)の定義について以下のように規定する。「いかなる仕方によってであれ…苦と危険の観念を生み出すのに適したもの、換言すれば何らかの意味において怖ろしい感じを与えるか、恐るべき対象物と関わりあって恐怖に類似した仕方で作用するものは、何に拠らずthe sublimeの源泉であり、それ故に心が感じ得る最も強力な情緒を生み出すものに他ならない。私があえて最も強力な情緒というの...全文を読む

光は与え、そして奪う――英国最高の風景画家《ターナー展》の記録(東京都美術館) 

† 展覧会 †


  美術館に行くたびに感じるが、カタログや図版では絵を「観た」とは言えない。実際、今回の《ターナー展》でも、私が実際に画廊で感じた時の神秘的な、生の感覚がカタログの印刷では半分以下に減退してしまっている。とはいえ、カタログは後になって展覧会を振り返る際に資料として非常に役立つものでもある。 まず、今回確認できたのはターナーが18世紀の美学上の重要概念であった「崇高」を、特に初期風景画において極めて自覚...全文を読む

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