【  2014年02月  】 更新履歴 

  02.26.  【 † ポール・ド・マン † 】  ポール・ド・マン『ロマン主義のレトリック』――第一章「ロマン的イメージの意図的構造」、第四章「摩損としての自叙伝」について   さわりを読む▼
  02.23.  【 † 存在論 † 】  過去に一度生起した出来事は未来に再び生起し得るか?ーージョルジョ・アガンベン『バートルビー 偶然性について』読解(2)   さわりを読む▼
  02.21.  【 † 映画 † 】  映画『スターウォーズ』のダース・シディアスと、ヴァチカンの前ローマ法王ベネディクト16世のルックスがあまりにも類似している件についての考察   さわりを読む▼
  02.19.  【 † ファッション † 】  Favorite Fashion/Dior Hommeのブルゾン   さわりを読む▼
  02.18.  【 † ファッション † 】  Favorite Fashion/EPOCA UOMOの薄桃色のシャツ   さわりを読む▼
  02.18.  【 † ファッション † 】  西洋服飾史の基礎   さわりを読む▼
  02.18.  【 † Twitter † 】  Twitter上の文化人の発言メモ(田中純氏、宮﨑裕介氏、他)   さわりを読む▼
  02.16.  【 † ファッション † 】  香水の系譜学/パフューム・ジェネアロジー   さわりを読む▼
  02.14.  【 † 美学 † 】  「近代」の萌芽としてのヴェサリウスの解剖学教室ーー小池寿子『内臓の発見』読解   さわりを読む▼
  02.13.  【 † 神秘主義 † 】  近代ヨーロッパにおける「幽霊」の空間的表象をめぐってーー加藤耕一『「幽霊屋敷」の文化史』読解   さわりを読む▼
  02.10.  【 † 神秘主義 † 】  パラケルススの妖精論、薬草論、シグナトゥラ説、あるいは魔術論について   さわりを読む▼
  02.10.  【 † ヨーロッパ庭園学 † 】  イギリス庭園を学ぶための基礎知識(1)【18世紀以前の古典主義庭園に見られる技法】    さわりを読む▼
  02.08.  【 † キリスト教神学 † 】  キリスト教の神の本質を意味する古典ラテン語《receptrix》(隠れ場を与える女性)について   さわりを読む▼
  02.07.  【 † 建築学 † 】  ヨーロッパ近代建築のスタート地点、18世紀の新古典主義建築についてまとめてみよう   さわりを読む▼
  02.05.  【 † 映画 † 】  現代の『ヨブ記』に見る、耐え抜く男の生き様――マッツ・ミケルセン主演『偽りなき者』(第65回カンヌ国際映画祭男優賞)   さわりを読む▼
  02.03.  【 † 映画 † 】  A.タルコフスキーの『鏡』における、「贖罪」と「聖母」のテーマ   さわりを読む▼
  02.02.  【 † 政治学 † 】  福祉国家の罠ーーF.A.ハイエク『自由の条件』読解(1)   さわりを読む▼
  02.01.  【 † 映画 † 】  「阿呆船」の光と影――ロチェスター伯爵の生涯『リバティーン』(ジョニー・デップ主演)   さわりを読む▼
  02.01.  【 † 映画 † 】  愛のアレゴリーとしての、ロマン・ポランスキー『赤い航路』   さわりを読む▼

◆2014年01月     ◆2014年02月       ◆2014年03月

ポール・ド・マン『ロマン主義のレトリック』――第一章「ロマン的イメージの意図的構造」、第四章「摩損としての自叙伝」について 

† ポール・ド・マン †


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過去に一度生起した出来事は未来に再び生起し得るか?ーージョルジョ・アガンベン『バートルビー 偶然性について』読解(2) 

† 存在論 †


 Joanna Kustra Portraits【バートルビーの"I would prefer not to"(しないほうがいいのですが)の意味】 アガンベンは、バートルビーの特徴的なリフレイン"I would prefer not to"(しないほうがいいのですが)について、以下のように述べている。「しないほうがいいのですが」は可能性の全的な回復restitutio in integrumである。それは、可能性を、起こることと起こらないことのあいだ、存在することができることと存在しない...全文を読む

映画『スターウォーズ』のダース・シディアスと、ヴァチカンの前ローマ法王ベネディクト16世のルックスがあまりにも類似している件についての考察 

† 映画 †


 アメリカで少し前に流行ったデマゴギー、一種の「悪趣味な風刺」に、ベネディクト16世と娯楽映画作品『スターウォーズ』に登場するダース・シディアスの「顔の類似」をあげたものがある。前教皇ヨハネ・パウロ2世は既に列聖の気運が高まっているとのことだが、顔だけ見ると確かに我々の教皇は、ダース・シディアスにあまりにも似ている。似ているどころではない。まるで同一人物である。というより、我々はここで断言するが、我...全文を読む

Favorite Fashion/Dior Hommeのブルゾン 

† ファッション †


 私のお気に入りの一着。冬用の厚手のブルゾンで、首周りは羊毛で温かい。ファッション好きの先輩と朝早くに起きて路面店へ向かい、これとジャケットを買えた時の感動は今でも忘れられない。私がDior Hommeの作品を愛する理由の一つは、こういったずっと長持ちする上質な洋服を作り出してくれることにあるのだろう。...全文を読む

Favorite Fashion/EPOCA UOMOの薄桃色のシャツ 

† ファッション †


 これはブランド店を友人とぶらぶらしている時に、たまたま入ったEPOCA UOMOで衝動買いした一着。薄いピンク色に上品なマークが飾られていて、私好みのシャツの一枚だ。...全文を読む

西洋服飾史の基礎 

† ファッション †


  このページでは、西洋服飾史について学ぶ上での最初の基本的な知識をまとめておく。服飾史とは、換言すれば「シルエットの歴史」としてのヨーロッパ史の再構成である。 そもそも、衣服には二種類の形態がある。一つは「窄衣型」で、身体を緊密に包み込むタイプである。もう一つは「懸衣型」で、着物のような布を身体にかけるタイプである。一世紀頃のローマのモードは、現代のリック・オウエンスやクリス・ヴァン・アッシュなど...全文を読む

Twitter上の文化人の発言メモ(田中純氏、宮﨑裕介氏、他) 

† Twitter †


 平倉圭 @hirakurakei · 7月23日私は普段全く逆に考えるけど、それでも。自己のプロセスを部分的に隔離可能だと考えることが必要な時ある。 平倉圭 @hirakurakei · 7月23日ルターのキリスト者の自由読んでる。魂は、身体にも、その行為にも、衣服にも、それを取り囲む建物にも決して拡張され「ない」と考えることの自由。TANAKA Jun @tanajun009 · 6月29日『明治の表象空間』には、知は抑圧的な権力の発動でもあるが、その抑...全文を読む

香水の系譜学/パフューム・ジェネアロジー 

† ファッション †


 フォトグラフィー 香水の歴史(2010/03/12)ロジャ・ダブ商品詳細を見る以前から、ファッションにおけるフレグランスの歴史について強い関心があり、今回私の敬愛しているクリスチャン・ディオールの「香水」について調べてみました。まず、「香水」とは何であるか?ある調香師の美しい言葉を引用すれば、それは「女性そのもの、女性の反映」です。数々の歴史に名を残した調香師たちは、一人の女性として、香水というものを世に送り...全文を読む

「近代」の萌芽としてのヴェサリウスの解剖学教室ーー小池寿子『内臓の発見』読解 

† 美学 †


 内臓の発見 (筑摩選書)(2011/05/18)小池 寿子商品詳細を見る○ 2章「剥皮人体」要約マルシュアスの皮剥ぎを髣髴とさせる、神話的なほどグロテスクな実話として狂王カンビュセスによる「シサムネスの皮剥ぎ」が紹介される。ヘラルト・ダフィットのこの絵は、エーコの『醜の歴史』でも掲載されていた名高い拷問画である。ダフィットはこの時、《最後の審判》も依頼されており、「皮剥ぎ」と「審判」が象徴的な即応性を持って解釈され...全文を読む

近代ヨーロッパにおける「幽霊」の空間的表象をめぐってーー加藤耕一『「幽霊屋敷」の文化史』読解 

† 神秘主義 †


 Witkin Joel-Peter【Fantasmagorieとは何か?】 近代的な娯楽装置の一つに、Fantasmagorie(ファンタスマゴリー)と呼ばれるショーが存在する。『「幽霊屋敷」の文化史』の著者で、東京大学で建築を学んだ加藤耕一氏によれば、これは「幻灯機によって幽霊を生み出すショー」を意味する。Fantasmagorieという語自体、ギリシア語の「幻」と「私は言う」の合成語である。このショーはフランス革命直後の18世紀末期のパリで、世俗的な...全文を読む

パラケルススの妖精論、薬草論、シグナトゥラ説、あるいは魔術論について 

† 神秘主義 †


 source Imperfiction○ イタリア・ルネサンスの時代パラケルススが活躍した時代はヘルメス学が興隆したルネサンス期である。しかし、彼はフェラーラ大学で博士号を取得した後、九年間もかけて時計回りにヨーロッパを遍歴する旅に出る。いわば在野の思想家であり、アカデミズムの外部から思想を構築した“野性的思考”の持ち主である。彼が植物、動物、妖精、鉱物などに類稀なる知識を深めたのも、こうした大学の外部での学習が源泉と...全文を読む

イギリス庭園を学ぶための基礎知識(1)【18世紀以前の古典主義庭園に見られる技法】  

† ヨーロッパ庭園学 †


 【18世紀以前の古典主義庭園に見られる技法】「central axis(中央軸線)」「正方形・長方形など、整然とした庭空間の中央をまっすぐに貫いて走る通路」。庭の中央は王侯貴族の行列が通る目的にも使われ、このようにシンメトリカルに左右に分割されることが多い。庭空間の秩序化は、支配者が森羅万象を秩序化できる力の持ち主であることを象徴する。「fountain(噴水)」十字軍兵士が遠征先で見たイスラム様式の噴水が西欧圏に影...全文を読む

キリスト教の神の本質を意味する古典ラテン語《receptrix》(隠れ場を与える女性)について 

† キリスト教神学 †


 「Study of hands」 by LEONARDO da Vinci「宗教とは、個人が行う自己のsolitarinessの処置である」 by Alfred North Whiteheadsolitarinessとは、「孤独性」と訳される。ホワイトヘッドはそういっているが、これは果たして真実であろうか?確かに、洗礼を受けるまでの心理的なプロセスに、solitarinessは不可欠であり、むしろ必須である。しかし、洗礼を受けると、我々は「母なる教会」の胎内に入るのであるから、それを超克...全文を読む

ヨーロッパ近代建築のスタート地点、18世紀の新古典主義建築についてまとめてみよう 

† 建築学 †


 イニゴー・ジョーンズ《バンケティング・ハウス 後期バロック様式である「ロココ」も含め、18世紀建築は「近代の覚醒」として非常に重要な時期である。この時期には、キリスト教は既に脱中心化され、科学的実証主義、啓蒙主義が興隆する。また、ルネサンス様式が17世紀に遅れて到来したイギリスでは、18世紀にパラディアニズムが流行している。フランスではロココが流行りだしているが、同時に18世紀中頃「新古典主義」が始まり、...全文を読む

現代の『ヨブ記』に見る、耐え抜く男の生き様――マッツ・ミケルセン主演『偽りなき者』(第65回カンヌ国際映画祭男優賞) 

† 映画 †


 偽りなき者 [DVD](2013/10/04)マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラ―セン 他商品詳細を見る 何度も観る価値のある映画というものがある。私にとってマッツ・ミケルセン主演の本作はそのような稀有な作品だった。 ストーリーを簡潔に紹介しておこう。主人公のルーカスは教師をしていたが、学校が閉鎖されたことで児童養護施設で働くことになった男性である。妻とは調停中で「電話しない」と約束しているが、息子のマルクスは父親...全文を読む

A.タルコフスキーの『鏡』における、「贖罪」と「聖母」のテーマ 

† 映画 †


 鏡【デジタル完全復元版】 [DVD](2004/07/25)マルガリータ・テレホワ商品詳細を見る久し振りにA.タルコフスキーの自伝的かつイマジナリーな映像詩『鏡』を観たので、ここに私なりに感じたことを記録しておく。私はタルコフスキーが好きで、『ストーカー』、『ノスタルジア』、『サクリファイス』、『アンドレイ・ルブリョフ』……などを観てきたのだが、この作品はその中でも特に難解さで知られている作品である。ストーリーが一見、...全文を読む

福祉国家の罠ーーF.A.ハイエク『自由の条件』読解(1) 

† 政治学 †


 by Steven Klein私は以前まで、ただ単純に福祉国家的な体制にシフトすれば、多くの人の暮らしは少なくとも改善され、公共施設も充実し、より豊かで、高齢者にも出産を控えた女性にも優しい社会になるのだろうな、と楽観的に考えていた。これがどれほど無謀で、致命的なほど浅薄な考えであったのかということを、私は今ハイエク全集や、古典的自由主義の見地から福祉制度について論じた本などを読む過程で、実感している。私は現在...全文を読む

「阿呆船」の光と影――ロチェスター伯爵の生涯『リバティーン』(ジョニー・デップ主演) 

† 映画 †


 リバティーン [DVD](2009/01/28)ジョニー・デップ、サマンサ・モートン 他商品詳細を見る 『リバティーン』(The Libertine)は、2004年のイギリス製作映画。ジョン・マルコヴィッチ出演の舞台の映画化作品。イギリスに実在した天才詩人、第2代ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットの生涯を描く。彼はすばらしい才能の持ち主だったが故に、酒とポルノに溺れていき33歳の若さでこの世を去る。この映画では、彼が唯一愛した女優エ...全文を読む

愛のアレゴリーとしての、ロマン・ポランスキー『赤い航路』 

† 映画 †


 赤い航路 《IVC 25th ベストバリューコレクション》 [DVD](2012/12/21)ピーター・コヨーテ、エマニュエル・セニエ 他商品詳細を見る地中海を航海する豪華客船を舞台に、二組の夫婦の奇妙な交流を描く人間ドラマ。監督・製作は「フランティック」のロマン・ポランスキー。エグゼクティヴ・プロデューサーはロベール・ベンムッサ。パスカル・ブルックナーの小説Lunesde_Fielを基に、ポランスキーと「愛人 ラマン」のジェラール・ブ...全文を読む

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