【  2014年06月  】 更新履歴 

  06.07.  【 † モーリス・ブランショ † 】  「書物の淵で、書物の外部で書くこと」――モーリス・ブランショ『書物の不在』を読む   さわりを読む▼
  06.07.  【 † モーリス・ブランショ † 】  “noli me legere”(我を読むなかれ)をめぐって/ポール・ド・マンのブランショ論――『盲目と洞察――現代批評の修辞学における試論』読解   さわりを読む▼

◆2014年05月     ◆2014年06月       ◆2014年07月

「書物の淵で、書物の外部で書くこと」――モーリス・ブランショ『書物の不在』を読む 

† モーリス・ブランショ †


 Times Winged Chariot by Serge LeBlon モーリス・ブランショの『書物の不在』を読んだ。これは月曜社の叢書「エクリチュールの冒険」の第一階配本として、また「ブランショ生誕百周年記念」として2007年に刊行された、若干80ページほどの、ページから装丁まで全てが朱色の稀有な書物である。この作品を読んでいる時の感覚は、デリダの『火ここになき灰』に近かった。終わることのない、途切れない作者自身による思弁的モノローグ...全文を読む

“noli me legere”(我を読むなかれ)をめぐって/ポール・ド・マンのブランショ論――『盲目と洞察――現代批評の修辞学における試論』読解 

† モーリス・ブランショ †


 Miranda Kerr by Greg Kadel【テクストの本質、あるいは“noli me legere”(我を読むなかれ)」 本を読む行為の本質はポール・ド・マンが述べるように、作者と読者という二つの主観性が、相互に破壊し合うように恊働するプロセスを前提としている。リーディングにおいて我々は、自身に固有の同一性を忘れるように仕向けられる。作者と読者は、同じテクストを媒介にしてそれぞれ個別具体的な自己から離脱せんとする衝動によって結び...全文を読む

更新履歴カレンダー