【
2015年05月
】 更新履歴
tomoichiro0001 東京に引っ越してきてから、大阪にいる時よりもかなり日頃の食品の内容表示をチェックするようになりました。着色料が指摘されることの多いソーセージはまず食べなくなりましたし、保存料などにもけっこう厳しくなりました。 05-30 19:50 実は私は牛乳よりも豆乳の味の方が美味しいと感じるタイプだったりします。以下のように美容効果も実証されているようですね。「生理前に肌あれがひどいという人、大人ニキビ...
全文を読む
皆様、いつも応援していただき心から感謝しております。最近まで、私は最新作である『At The Grave Of Our Existence: 私たちの存在の墓で』の原稿作業に追われておりました。この小説集は私の中でひとつの区切りとなる作品で、いわばこれまでの私の「カトリック」としての信仰生活で得た全てのエッセンスが凝縮されています。その上で、『有限性の後で』の翻訳が待望されているクァンタン・メイヤスーの神論「亡霊のジレンマ」に...
全文を読む
エドワード・ホッパー《ニューヨークのオフィス 》 現代は空間の消滅の時代である。あるいは、画像化された空間イメージが世界を覆い尽くす時代である。1970年以降、建築学は空間概念において文学や地理学、Webなどの異領域を参照するようになった。現代を代表する建築理論家として国際的な評価を得ているアンソニー・ヴィドラーは今日的な意味でラディカルな「空間」概念を少なくとも六つ提示している。(1)歪んだ空間(2)空...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @cherub_of_MARY: @cherub_of_MARY あなたの生け贄として神に感謝を捧げよ。いと高きところに契りを交わせ。悩みの日にわたしを呼べ。わたしは あなたを救いあなたは わたしをたたえる」。( 詩篇50:7-14 ) http://t… 05-29 19:28 RT @cherub_of_MARY: 麗しさの極みシオンから…神は光り輝かれた。わたしたちの神は来られる、黙ってはおられない。み前には焼き尽くす火が燃え、その周りには嵐が荒れ狂う。(詩篇5...
全文を読む
blue+caffeine+nothing (by solarixx)ミルチャ・エリアーデは『聖なる空間と時間』(せりか書房『エリアーデ著作集第三巻』)の第十章「聖なる空間――寺院、宮殿、<世界の中心>」の中で、「聖なる空間」についての宗教学的考察を展開している。彼によれば、「聖なる空間」とは概念的に「ある空間を変容し、特殊化し、要するに周囲の俗的な空間からそれを隔絶させることによって聖別した、原初のヒエロファニーをくりかえす、とい...
全文を読む
カンパニーマン [DVD](2005/07/06)ジェレミー・ノーザム、ルーシー・リュー 他商品詳細を見るカナダの映画監督ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『カンパニー・マン』(2002)を観た。Amazonでも非常に評価の高い作品だが、フランツ・カフカの作品が好きな方には特に強くお勧めしたい物語である。ストーリーとしては、産業スパイをしているうちに二重、三重といつの間にか別の組織に雇われていることに気付き、誰を信用していいのか判...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @mmeouioui: 1873年1月2日-1897年9月30日はフランスのカルメル会修道女。本名はマリー・フランソワーズ・テレーズ・マルタン。日本ではリジューのテレジア、幼きイエスのテレーズ(テレジア)、小さき花のテレジアなどとも呼ばれる。 http://t.co/D5… 05-28 16:21 RT @holyvirtuesMARY: 1-2涙で 美しく輝く あなたの御顔に魅せられている わたしの愛わたしは 涙のときにも 微笑みますあなたの苦しみに寄り添っ...
全文を読む
フランス「心霊科学」考―宗教と科学のフロンティア(2007/10)稲垣 直樹商品詳細を見るフランスの近代スピリチュアリズムについて考える上で見過ごせない社会的背景としてあるのが、「キリスト教の教会ヘゲモニーの衰退」である。19世紀のフランス社会には、主として三つのスピリチュアリズムを用意する要因があった。1 脱キリスト教的風潮2 オーギュスト・コントに見られる科学的実証主義3 古典主義から近代的思想へのパラダ...
全文を読む
tomoichiro0001 これからも彼女と仲良く元気に暮らしていけることを願って、イタリア製の聖ベネディクトの十字架と洗礼者聖ヨハネ(私の洗礼名)のメダイを手に入れました。ヨハネは少年の姿で、裏面には薔薇が彫られています。 http://t.co/rDwUIAX5n1 05-27 20:14 RT @CasaBRUTUS: オスカー・ニーマイヤー展が7月、東京都現代美術館で開催! 写真は記者会見より。会場構成は、SANAA。大型模型やスケッチ、首都ブラジリア創造に...
全文を読む
tomoichiro0001 生まれ変わったら、人間の言語を理解できる猫がいいな。今の私とはまったく違う時間サイクル、世界観。何匹かと山間の小川で生息、毎日魚を食べて、何匹かの子孫を残して世を去る。こういう輪廻転生は中島敦もボルヘスも描かなかったので、私が書くべきなのでしょうか......。 05-26 20:31 猫の王国...。人間に飼われてしまうよりは幸せなのかもしれませんね。「千葉県袖ケ浦市の公園に、誰かが放置したとみられ...
全文を読む
tomoichiro0001 最新作、発売しました。メイヤスーの「亡霊ジレンマ」(邦訳題)は今でもラディカルな議論を招来していますが、日本での文学的な「応答」は今回の試みが初めてであると思います。他にも五つの密度の濃い小説が収録されているので、どうぞよろしくお願いいたします。鈴村智久『私たちの存在の墓で』 05-25 23:27 RT @dessinatrice001: Dieu n'existe pas encore(神はまだ存在しない)――現代思想において世界...
全文を読む
最新作は六つの中短編から構成された小説集です。ポスト・ドゥルーズ、ポスト・デリダに位置する現代思想において、現在世界的に注目されているフランスの若き哲学者Q・メイヤスーの「神」についての重要論稿「来るべき喪、来るべき神」(2006)(邦訳「亡霊のジレンマ」)に対して、初めて文学的応答を試みた表題作などが含まれています。どの作品も密度の濃い小説に仕上がっていますので、どうぞ御期待ください。鈴村智久...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @dessinatrice001: なぜ愛は詩の形式に至るのか? 〈貴族〉、〈薔薇〉、〈輪廻転生〉、〈オペラ〉など様々な詩的概念を駆使して愛の迷宮を生成させた、鈴村智久による二十三篇の魔術的な恋愛詩集『薔薇苑』。ドゥギー、デリダ、ヴァレリーについての詩論を併録。 htt… 05-24 19:32 RT @dessinatrice001: 「ボルヘス文学と〈Web〉が革新的に融合した〈来るべき文学〉の誕生。〈個性〉の分散が加速する現代社会...
全文を読む
tomoichiro0001 「ある日、奇妙な塔で暮らす少年に出会い、間もなく大津波がやって来るという予言を知らされて……。切実なメッセージが込められた、〈書く〉ことと〈建てる〉ことの真意を問う3.11以後の新しい文学」鈴村智久『空き地と津波』http://t.co/8y4W9zsDfn 05-23 22:24 「飽くことなき女色に耽った十八世紀英国の放蕩貴族ロチェスターに我が身を仮託しつつ、果てしなくセックスを繰り返す青年の物語《BUTTERFLY SEX》等...
全文を読む
tomoichiro0001 「ドライブ中に辿り着いた地図上には存在しない海辺、神父には姿の見えない奇怪な少年の姿など、平穏な日常に侵入する〈不気味なもの〉をテーマにした、八つの野心的な幻想小説を収録」鈴村智久『ある奇妙な地理学的試論』(装訂/門倉ユカ)。 http://t.co/flDdGL0xlA 05-22 21:52 RT @prof_butterfly: 箱根は言わずもがなガラス美術館だけでなくポーラや彫刻の森、成川、岡田など数多くの美術館がある土地。万...
全文を読む
ヴィスコンティの美学(2015/03/26)鈴村智久商品詳細を見る 〜売上げが更に増加し始めました!〜 鈴村智久による初の本格的研究書 ヨーロッパ貴族の「美」の神髄を知りたい、そんなあなたのために……内容紹介「あらゆる芸術家の中で、およそ彼ほど“貴族的な頽廃”を見事に描出した人間はいない」――すべての芸術愛好者に捧げられたヴィスコンティ研究の集大成が、お求め易いKindle版で初登場。 20世紀ヨーロッパ映画界のみならず...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @201yos1: トマス・アクィナスにおいて、神学者であることと哲学者であることとは、別々のことではない。徹底的にキリスト教的な神学者たらんとするまさにその只中において哲学的な智慧の不可欠性を認識し、哲学的な智慧を彫琢するまさにその只中において、人間理性を超えた神的智慧… 05-21 20:35 ある小説を書いている最中に、販売中の別の作品をご購入いただいたりすると、書く上でのインセンティブが飛躍的...
全文を読む
tomoichiro0001 カヴァンの作品がここ数年でかなり翻訳され始めている現象は何を意味しているのでしょう。ダライ・ラマ十四世も述べておられましたが、物質的に豊かになっても現代日本はむしろかえって心の「貧しさ」が前景化していると言われます。彼女はそんな時代をシンボリックに予兆していたのかもしれません。 05-20 20:51 男性読者の場合、カヴァンを読むと少なくとも二通りの反応を示すのではないでしょうか。「悲観的す...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @Liebesfreud: ビョルン•アンドレセンが10代の頃はこうです。麗しい。 http://t.co/q3QK6TE2Ly 05-19 20:42 RT @marsh_seal: ビョルン・アンドレセンは本当美しい老い方をしてる http://t.co/uXxn3q7ABd 05-19 20:42 RT @DJSKYFALL69: お真面目ならトリュフォー、ゴダール、ワイダ、フォルマン、ヴィスコンティ、大島渚監督作品は確実でしょう。大都市限定でも日本の良いところはどの国の作品でも観ようと思...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @dessinatrice001: 「飽くことなき女色に耽った十八世紀英国の放蕩貴族ロチェスターに我が身を仮託しつつ、果てしなくセックスを繰り返す青年の物語《BUTTERFLY SEX》等、 挑発的言語を大胆に駆使した性愛文学」 鈴村智久『黒アゲハ』(装訂/門倉ユカ) 05-18 21:32 RT @dessinatrice001: 「映画界のみならずオペラ、演劇界に決定的な影響を及ぼし、後世の文化人に未だ深い感銘と陶酔を与え続けるイタリアの...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @bbcnewsjapan: 高齢者の頻繁な運動は寿命を伸ばすという研究が、報告されました。オスロ大病院がノルウェーで68歳〜77歳の男性5700人を11年にわたり調査したところ、週に30分の運動を6回行う人の死亡率は、運動しない人より低かったと(英語記事) https… 05-16 23:18 RT @hazuma: 近代ってのはそういう意味ではバランスのとれた時代で、ヒューム的な経験主義的世俗的合理主義が伸びる一方で、それを裏から...
全文を読む
哲学への寄与論稿-性起から(性起について)- ハイデッガー全集 第65巻(2005/06)ハイデッガー、辻村 公一 他商品詳細を見る秘教的な性格を持ち、読む者にこの上なき衝撃と魔力を与え続ける20世紀の哲学者マルティン・ハイデッガーの『哲学への寄与「エアアイグニスについて」』は、『存在と時間』と並んで「ハイデッガーの思索の道における二つの絶頂」(フォン・ヘルマン)とされて現代に及んでいる。 このページでは、Ereignis(...
全文を読む
文庫化されて話題を呼んでいるジョルジョ・アガンベンの名高い『開かれ』(原著2002)を読了したので、ここで我々なりに判り易く得たテーマを記録しておこう。本書の副題は「人間と動物」であり、存在論的なコンテキストで「動物」とは何であるかが、ユクスキュル、ハイデッガーなどを慣用して考察されている。「動物」とは「人間界」の「外部性」であり、人間のように「存在了解」を持てない点で、根本的に我々とは異なる存在であ...
全文を読む
tomoichiro0001 「ドライブ中に辿り着いた地図上には存在しない海辺、神父には姿の見えない奇怪な少年の姿など、平穏な日常に侵入する〈不気味なもの〉をテーマにした、八つの野心的な幻想小説を収録」鈴村智久『ある奇妙な地理学的試論』(装訂/門倉ユカ)。 http://t.co/flDdGL0xlA 05-15 21:42 「米航空宇宙局の火星無人探査車キュリオシティーが初めてカラーで捉えた火星の夕日の画像が公開された」火星の青い夕焼け、キュ...
全文を読む
Sky Ferreira by Mario Testino【現代文学における「メロドラマ的方法論」の重要性】 バルザック、ヘンリー・ジェイムズ、プルースト、そしてルキノ・ヴィスコンティ――彼らには実はその芸術的方法論として共通するスタイルが存在する。このページでは、イェール大学教授(比較文学、フランス文学)のピーター・ブルックスが文芸批評、映画批評において多大な影響を与えた理論書『メロドラマ的想像力』(原著1976年)についての記...
全文を読む
Franz von Stuck 《The Kiss of the Sphinx》 【美学において「吐き気」とは何か?】 「不快である。不安である。気持ちが悪い。気色が悪い。気味が悪い。うっとうしい。おぞましい。厭悪する。忌み嫌う。嫌忌する。忌避する。嫌気がさす。反感を覚える。疎んじる。うんざりする。気に入らない。気に食わない。鼻持ちがならない。胸糞が悪い。悪心がする。むかむかする。むかつく。キモい。ウザい。キショい。唾棄する。反吐が出...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @dessinatrice001: 「小説とは根源的に何なのか、その〈制度〉への懐疑なくして新しい現代文学は誕生しないと感じる全ての読書家への真の応答がここにある。前衛的実験作品三篇を収録した来るべき文学のための羅針盤」鈴村智久『メリーゴーランド』(装訂/門倉ユカ)ht… 05-14 21:56 E.S.フィオレンツァとB・ニューマンの神学書、「フェミニズム神学」の枠を越えて講談社学芸文庫などに入らないかな。どちら...
全文を読む
Dernier Tango a Paris by Ellen von Unwerth表象文化論のための選書リストの一冊にも入っている、西村清和(東京大学大学院人文社会系研究科教授)氏の『イメージの修辞学』(2009)の第二部「小説の映画化」第五章「語りのモード」を読了したのでレジュメを残しておく。因みに、私は現在四章、八章も読了したが、本書は分厚い理論書であるにも関わらず、非常に厳密に分かり易く丁寧に書かれており極めて有益である。テーマは副題...
全文を読む
Keira Knightley by Mert Marcus 松浦寿輝の評論活動における代表作の一つであり、最近新たに復刊されて注目を浴び始めている『平面論』(1994)を読了したので、その記録を残す。本書を読解する上でのメリットには極めて大きなものがある。まず一つ目は、表象文化論の見地から「近代」がいったいどの時点から開始されたのかを明確化した点。二つ目は、今後のWeb社会において、我々は間違いなく松浦のいう「像」の概念について様...
全文を読む
tomoichiro0001 RT @dessinatrice001: 「ボルヘス文学の遺産を受け継いだ著者が〈来るべき文学の可能性〉を提示した恐るべき恋愛小説。都市で生きる男と女の偶然の出会いを通して、緩やかに〈存在〉の迷宮が可視化していく」鈴村智久の最新作『アニエールの水浴』(装訂/門倉ユカ)http… 05-13 22:37 RT @dessinatrice001: 「映画界のみならずオペラ、演劇界に決定的な影響を及ぼし、後世の文化人に未だ深い感銘と陶酔を与え続...
全文を読む
◆2015年04月
◆2015年05月
トップ
| »»
◆2015年06月