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鈴村智久の研究室

表象文化論、美学の研究者鈴村智久です。哲学・思想ブログランキング総合2位。

12/30のツイートまとめ

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RT @0anamnesis1: 関空から仙台空港に着いた。離陸の時はやはり苦手… https://t.co/iAVwqlfAUP
12-30 14:23

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『終末のメルヘン』、『出来杉英才の青春』、『エルサレム』(装訂/門倉ユカ)の御紹介と、これまでの販売ランキング発表

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終末のメルヘン/S/K Studio

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今、前衛文学にはいかなるエクリチュールが可能か?
数学や哲学を横断しながら小説の臨界点を模索した五つの先鋭的な作品群を収録。


「内容紹介」

鈴村智久による前衛的な実験作品五篇を収録した新しい文学のための羅針盤。
今まさに作者によって書かれつつある島からの脱出を図る少女の物語「終末のメルヘン」、少年時代に恋した年上の女流詩人との交流を描く「海鳥の数は」、ギリシャ神話のイカロスの墜落の過程を無限に遅延させ続ける「ゆっくりと、落ちてくる」、著者が十代の頃にマックス・エルンストに触発されて制作した「〈流/C〉」、エクリチュールの頓挫、失敗を逆手に取った「(>_<、)の描かれた空虚な海辺までの果てしなき彷徨」の五作を収める。
小説とは根源的に何なのか、その「制度」そのものへの懐疑なくして新しい現代文学は誕生しないと感じる全ての読書家への真の応答がここにある。【装訂/門倉ユカ】




出来杉英才の青春/S/K Studio出版

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ドラクエ、ポケモン、ドラえもん——少年時代に楽しんだレトロゲームや漫画の世界を、思弁的(speculative)に遊び直すために書かれた著者最新の短編小説集。

「内容紹介」

学校でも常に一目置かれる模範的優等生、出来杉英才はある日、のび太と静香が結婚するという未来は実はひとつの可能性に過ぎず、未来は別様なものへと変化させられることに気付く。はたして英才は静香を振り向かせることができるのか……? メイヤスーの「事実論性の原理」を『ドラえもん』の世界に応用した表題作「出来杉英才の青春」。
むかし遊んだ『ポケットモンスター』で、死んでしまったヒトカゲをトキワの森に埋葬した記憶を持つ少年は、大人になったある日、現実世界の川縁で奇妙な化石を発見する……。ゲームと現実の奇妙な交叉配列を描く「ヒトカゲの化石」。
ルイーダの酒場で少年が出会ったのは、かつて勇者と崇められた盲目の老人アルスだった。『ドラゴンクエスト』の世界を舞台に、ゲームの内部でゲームそのものが自己解体される過程を描いた「老いたる勇者はかく語りき」。
少年時代に熱中して楽しんだレトロゲームや漫画の世界を、思弁的(speculative)にもう一度遊び直すために書かれた著者最新の短編小説集。




Jerusalem: エルサレム/S/K Studio出版

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「闇はどこまでも深く、暗い樹液のように街路のそこかしこを覆い尽くしていた。」——現代を舞台に、神に見放された者たちの不安を克明に描いた著者渾身の恐怖小説集。

「内容紹介」

「最も恐るべき歓喜は、ある神が死ぬことでなければならない」——マルティン・ハイデッガーの『跳躍』を通奏低音に、厳格な神学校で起きた少年たちの殺戮劇を描く《Ω╪Ω》、とある会社員が帰宅途中に突如として命懸けの逃走を強いられる《Killing Night》、神に完全に見放された青年の秘められた大罪を描く表題作など、六篇の中短編を収録。
神に見守られた安穏なるZuhause-sein(我が家にあること)を唾棄し、徹底的にUnheimliehkeit(不気味さ)による衝撃によって「原初の開示」を追求した来るべき時代の黙示録。【装訂/門倉ユカ】

【CONTENTS】

《Killing Night》
《Gloomy Sunday》
《Jerusalem》
《Romanian bat》
《mysterious disappearance》
《Ω╪Ω》






【鈴村智久の小説売上げランキング】



◆1位『私たちの存在の墓で』◆


At The Grave Of Our Existence: 私たちの存在の墓で/S/K Studio出版

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「内容紹介」

Dieu n'existe pas encore(神はまだ存在しない)――現代思想において世界的注目を集める現代フランスの哲学者クァンタン・メイヤスーによる神についての重要論稿「来るべき喪、来るべき神」(2006)に対して真正面から文学的応答を試みた表題作の他、
夜のプールで泳ぎながら生と死のイマージュを重ね合わせる《Sacred precinct of water》、敬愛するシスターとの死別を描いた《Memory with a sister》など、聖性を主題化した六篇の中短編を収録。
キリスト教の枠組みを越えて、人間の生と聖なるものとの関わりを描出したポスト・ボルへス時代の新しい文学。【装訂/門倉ユカ】

【CONTENTS】

At The Grave Of Our Existence
私たちの存在の墓で

Memory with a sister
シスターとの想い出

Blind boy
盲目の少年

deep in meditation
瞑想に耽って

Night of a bonfire
夜の焚き火

Sacred precinct of water
水の聖域





◆2位『聖アントニウスの誘惑』◆


聖アントニウスの誘惑/S/K Studio出版

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「内容紹介」

Web2.0以後の高度に先鋭化したネット社会の「黄昏」を舞台にした鈴村智久の初期作品集。
Page Not Found(ページは見つかりませんでした)という画面から召喚される悪夢を描いた表題作の他、ありとあらゆる事物が記号表現化した仮想世界で〈創造主〉を探し求める旅を続ける少年と少女の巡礼譚「MOTHER Ω」、無人化したプログラム世界の夕暮れの廃墟に存在する謎の知性との接触を描いた「デイノン」など――Web社会の「盲点」から現代人の名状し難い孤独を炙り出し、存在論とメディア論の新たな地平を描出した来るべき時代の黙示録。【装訂/門倉ユカ】

【目次】

1―――『MOTHER Ω』
2―――『デイノン』
3―――『聖アントニウスの誘惑』
4―――『4 0 4』
5―――『ヨースター島の迷宮』





◆3位『ヴィスコンティの美学』◆


ヴィスコンティの美学/S/K Studio出版

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「内容紹介」

「あらゆる芸術家の中で、およそ彼ほど“貴族的な頽廃”を見事に描出した人間はいない」――すべての芸術愛好者に捧げられたヴィスコンティ研究の集大成が、お求め易いKindle版で初登場。

20世紀ヨーロッパ映画界のみならずオペラ、演劇界に決定的な影響を及ぼし、後世の文化人に未だ深い感銘と陶酔を与え続けるイタリアの名門貴族の血を引くルキノ・ヴィスコンティ。その美的原理は、実はヴィスコンティが重視していた「ギリシア悲劇」にこそあった。
最重要作品八作を、近年世界的な注目が高まる現代ドイツを代表する美学者ヴィンフリート・メニングハウスや、「芸術の皮膚論」で名高い谷川渥、更にワーグナーのオペラなどとの相関を探りながら分析し、ギリシア悲劇の構造を示したアリストテレスの『詩学』へと結び付ける刺激的なヴィスコンティ論。
Niedlich(優美)、Tragisch(悲愴)、metabasis(メタバシス)など、本書によって初めてヴィスコンティの美学がダイナミックに暴き出される。
ヴィスコンティ愛好者のみならず、ヨーロッパ貴族階級の「美意識」、「恋愛観」の本質について学びたい読者に必携の書。

【目次】
 
・前書き――アリストテレスの『詩学』から始める
・一章――ヴィスコンティ家の歴史、あるいはルキノ・ヴィスコンティ評伝 
・二章――『ベニスに死す』に関する美学的考察
・三章――『ルートヴィヒ』から、初期ワーグナーの『さまよえるオランダ人』へ
・四章――『白夜』にみる愛のアモルフ
・五章――愛の甘美と不毛の極地を描いた『夏の嵐』
・六章――『家族の肖像』における「家族神話の崩壊」
・七章――『イノセント』における「永遠」と地上的な愛憎の計り知れぬ距離
・八章――「我を守りし星よ、その永遠なる領域へいつの日に、我を迎えるか」/『山猫』
・九章――現代のオレステスとエレクトラの「禁断の愛」/『熊座の淡き星影』
・最終章――ヴィスコンティ美学における二つの定式



◆4位『黒アゲハ』◆



黒アゲハ: BLACK SWALLOWTAIL/S/K Studio出版

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「内容紹介」

飽くことなき女色に耽った十八世紀英国の放蕩貴族ロチェスターに我が身を仮託しつつ、果てしなくセックスを繰り返す青年の日常がポップに描かれた《BUTTERFLY SEX》。
名門カトリック女子高を素行不良から退学し、初めてポルノに出演することになった少女の卑俗な言語を媒介にして描出される性の宴《BLACK SWALLOWTAIL》。
性愛にのみ聖性の回復を企てる青年が出会った女との忘れられない一夜《LINGERIE HEART》の三篇を収録。
卑俗かつ挑発的な言語を大胆に駆使した「露出症」的エクリチュールの極北。
【装訂/門倉ユカ】

【目次】

1《BLACK SWALLOWTAIL》
2《BUTTERFLY SEX》
3《LINGERIE HEART》

12/24のツイートまとめ

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エルミタージュ展の画廊をゆったり歩きながら考えたことは、原稿に有機的に吸収する予定。ちなみに私がもし今回の全リストからたった一つだけ選ぶとすれば、それは間違いなくフラゴナール&ジェラール《盗まれた接吻》(1780年代末)だろう。革命前の最後の火遊び。 https://t.co/6NkWBTHndQ
12-24 10:51

ジョージ・シーガルの彫刻《ラッシュアワー》(1983)を近現代彫刻の中で構成した展示は初めて観たが、アメリカの大都市のごく平凡な通勤模様をフリーズさせることで逆説的に「絶滅」(R・ブラシエ)を示唆しているのかもしれない。あの靴音ひとつ立てない人々の奇怪さ、あるいは不気味さ。
12-24 10:42

松谷武判に感じたのは具象絵画による「対象」にフォーカスしたグロテスクではなく、あえて言えば「抽象的グロテスク」とも呼ぶべき色彩と量塊のみによる残酷さ。あらゆる過激さ、猥雑さを対象不在で描写する際、欠如は色彩と量塊に代替物を見出す。ベーコン、サヴィルに似た挑発性も読み取れる。
12-24 10:29

特集「絵画の不思議」展で観た李禹煥の作品には龍安寺石庭を思い出した。彼自身が述べるように「余白」を意識した構成。ただしそれは偶然に生まれた余白ではなく、絵画の成立と不可分な余白。磯崎新の「間」の概念やデリダの「パレルゴン」とも響き合う。
12-24 10:21

12/23のツイートまとめ

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RT @0anamnesis1: 大阪きてからの初神戸にて、大エルミタージュ美術館展へ。カルロ・ドルチの愛らしい「聖チェチリア」とまるで幽霊の様だったヘラルト・ベル・ボルフ「カトリーナ・レーニンクの肖像」が印象に残った👼 https://t.co/EEOOxCEjt6
12-23 23:55

本日は兵庫県立美術館にてエルミタージュ展。バロックがキッチュ化する時期のムリリョやヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、グルーズらのロココ絵画や、同時代のロベールの廃墟画も展示されており、まさに絶好のタイミングでの鑑賞だった。帰りの空模様。 https://t.co/E0oNx7mPfT
12-23 17:21

千葉雅也の場合、客観化する視座を再客観化することで「ゆるさ」の世俗的肯定にシフトする傾向が顕著であり、これは『パスカル的省察』における「スコラ的貴族主義」に相当する。ブルデューによればパスカルは、「世俗を批判する知識人を批判する知識人」という位相において、更にこれを批判できた。
12-23 00:20

ド・マンの『ロマン主義のレトリック』を読んでいても、この「客観化する視座の再客観化」の連鎖が貫徹されているのに気付く。イェール学派の読解過程はこの点でブルデュー的な社会科学的アプローチと親和的だろう。
12-23 00:15

書く私という分析主体の無意識の構造において、書きたい第一次的な内容は客観化される必要があるためにいったん批判される。批判的に再構成された当の見解は改めて書く過程の中で検証ないし批判されるために再客観化される。ブルデューは常に「客観化する視座を再客観化する」ようにして書いていた。
12-23 00:10

12/22のツイートまとめ

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私にはもう何年も前からずっと魂の深奥で沈殿し続けていた言葉があって、それはジュネのジャコメッティ論やレンブラント論に垣間見える「美と傷」の問題系なのだが、これを批判的に再構成する上でいかに精神分析の芸術論への応用が必要であるかという点を、今回の総論部の作業で把握できた気がする。
12-22 23:58

総論的な最終章で「美的なもの」をロココからいったん独立させて書いているのだが、今夜ほどド・マンがいかに美学の解体において未だなお有効な射程圏を持つのかを実感した夜はない。
12-22 23:51

RT @sherlock_genko: 有効な時間の使い方を教えてやろう。ツイッターを見る時間を作業に充てろ。原稿をしろ。
12-22 12:10

12/20のツイートまとめ

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RT @0anamnesis1: ローゼルというハイビスカスとカトレア諸々。やっぱり花が好き。乳香と没薬の話は面白かった。試食したデーツというナツメヤシの木の実が美味しくて購入した。 https://t.co/G0OSMofQKt
12-20 20:07

RT @0anamnesis1: 植物園に久しぶりに行った。巨大なアロエの木なんて初めて https://t.co/lEJN8sZDqs
12-20 20:07

ロカイユの起源が貝殻や蔓草といった自然素材にあることもあって、今回は100枚前後撮影した。自然界にはあらゆる装飾様式が潜在している。幾つか図版として新年に出版するロココ論に活かすことができれば。 https://t.co/TMFLKoJeSD
12-20 17:27

本日は世界中の気候帯の草花を集めた咲くやこの花館(鶴見緑地の植物園)へ。クリスマス期間イベントで東方三博士伝来の没薬、乳香の薫りを楽しんだり、ナツメヤシから取れるデーツを食べたりした。植物好きな私にはまさに楽園だった。 https://t.co/U6gF4wxSlj
12-20 17:20

https://t.co/9VV2hvyUPp
12-20 00:20

https://t.co/RxMdZvsBbo
12-20 00:20

12/19のツイートまとめ

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RT @0anamnesis1: https://t.co/wFxBCByvcB
12-19 23:25

RT @dessinatrice001: 「あらゆるオブジェクトは、他のものから隔てられた真空パックの孤立の中で存在しているのだが、それぞれのオブジェクトの内部はけして空虚なものではない――すなわち、その内部で起こっているのは、渦状の感覚的なエレメントのカーニヴァルなのである」…
12-19 15:12

美術館は「程よく文化的な休日」を過ごしたい人には、その観覧料の安さからしても格好の大衆的空間。実はこれは初期ダヴィッドの《ホラティウス兄弟の誓い》を初めて一般公開した18世紀フランスの美術サロンでも同じで、客層は貧困層から貴族気取りの新興ブルジョワまで多種多様だった。
12-19 12:39

美術の研究者ほど美術館を訪れる回数が意外に低い人が多い傾向はある程度理解できる。いわゆる美術館側の展示に伴う権力に安易に迎合して美術品を「消費」している大衆と距離を取るためだろう。ブルデュー『美術愛好』とは裏腹に、日本では「他に行く場所がない上京組女子大生」の受け皿と化す側面。
12-19 12:27

たとえTwitterでも、画像や引用文を掲載する際に作品名、著者名、年代、ページ数程度の最低限のマナーを守っている人にはやはりシンパシーを感じる。習慣でそうしてしまうものだろう。
12-19 12:12

巻末の掲載図出典一覧と参考文献一覧は7割ほどできた。
12-19 10:37

12/17のツイートまとめ

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ユベール・ダミッシュ逝去の報を午後に知り、『パリスの審判』を開こうかと思いきや、ストイキツァのファルコネ論を発見してしまってすぐにそちらに向かってしまう私は重度のロココ症。
12-17 19:23

図版を原稿に挿入する作業をしていると、当然ながら最も適切な場所はどこかという問題が浮上する。テクストの代替、補完、あるいは逸脱した図版がテクストの予期せぬ生成を促すということ。この点でヴァールブルクとディディ=ユベルマンの図版の配置法にはまだまだ組み尽くし得ない魅力が宿る。
12-17 12:59

12/16のツイートまとめ

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構成上のスタイル(目次構成、図版掲載など)で参考にしている二冊。どちらも18世紀フランス論。小澤京子『ユートピア都市の書法』大橋完太郎『ディドロの唯物論』 https://t.co/wLjKu1TDz0
12-16 14:20

執筆画面。今回のロココ論には図版を多く掲載する予定。ようやく全体の2割ほどは進んだろうか。 https://t.co/070wzQqO9O
12-16 14:05

マンションの玄関ロビーに冬らしいオブジェクトが。 https://t.co/ezVQlui50i
12-16 13:53

12/13のツイートまとめ

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RT @berayung: アメブロを更新しました。 『2018年春『ソウルハンターズ』亜紀書房より刊行』 https://t.co/NOyTubElq3
12-13 11:26

12/11のツイートまとめ

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メルツァーを敷衍すると、デッソワーの円環的な美的範疇論の全属性もやはり無意識における大文字の他者(母親)を美学的に分解したものとして解釈できるのだろうか。しかし母の乳房も父の腕の温もりも知らずに育った幼児は、メルツァー的な美のトポスから「退却」を余儀なくされるだろう。
12-11 23:19

メルツァーは「乳房」という乳児の顔を覆うものよりも「乳首」の方が栄養を賦与し、養うという点で「力(権威)」を持つと規定しており、これに匹敵する美の起源的な場として同じく母の「眼」をあげている。だがこの辺りを厳密に理論的には説明せず、あくまで臨床例の記述に終始する。
12-11 23:12

メルツァーの解釈によれば母と子の関係はカフカ的な「城主」と「K」に対応する。つまり謎めいていて不安を与えるが美しく神秘的であり象徴的権力を体現するのが母(城主)。「美」にはこの「不安を与える」という不安定性(不確定性)の要素が属性として必須であり、ゆえに母こそが美の祖型となる。
12-11 23:07

ポスト・クライン派のドナルド・メルツァーは幼児期に触れる授乳時の母親に「一次対象」(美の起源)を見出しており、これはやはり幼児期にフォーカスしたラカンの鏡像段階を視野に入れると、それなりに説得的ではある。しかし美の認識の原型を母親にのみ集約して良いものだろうか。
12-11 23:01

RT @0anamnesis1: シュルレアリスム女流詩人、作家のジョイス・マンスール 薔薇十字社『充ち足りた死者たち』 https://t.co/JX8nFNhDGP
12-11 17:37

12/10のツイートまとめ

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12-10 20:17

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RT @0anamnesis1: シュルレアリスム女流詩人、作家のジョイス・マンスール 薔薇十字社『充ち足りた死者たち』 https://t.co/JX8nFNhDGP
12-10 19:15

アンソロポシーンという問題系は従来の環境問題をSRやOOOとの関連で再構成している点で重要なだけでなく、学問間の相互浸透性、横断性、離接的綜合を志向して新たに思考していく上でのベースにもなる。いわば人文科学に関わる全ての書き手が担うべき問題。
12-10 18:54

特集では文化人類学における異種混淆性を前提にした「マルチスピーシーズ民族誌」の流れも興味深い。VdCだけでなくドゥルーズの影響を受けたクレア・コールブルックやエリザベス・グロスなどの新しいフェミニズム、クィア理論もこの流れに合流してくる。今や性差ではなく非人間との境界性が重要課題。
12-10 18:47

『現代思想』「人新世」特集。ダナ・ハラウェイ論文では「ゆるやかな異化」(類縁関係の再組成)が鍵概念。血統性ではなく人類の遠い祖先にまで遡行した再組成であり、植物や無機物も「相互浸透性」の対象となる。ミトコンドリアとの共生も含め、我々は既にサイボーグ(異種混淆的存在)である。
12-10 18:41

ショウと較べるとゴットフリート・ヘルンヴァインはより(スプラッター)映画的だ。無垢な対象をあえて傷付ける作風は幼年期のトラウマや現実の残酷さを惹起させる効果としてはいかにも安直であり、サヴィルやベーコンが持つ線描的な歪曲も見られない。 https://t.co/6cVFTYkBNE
12-10 11:39

あえて言えばエドワード・ホッパーに近い都市の謐けさ。ただしホッパーよりも構図は偶然性に委ねられている。車道を走っていて、たまたま見つけた街並みを写真に撮り、それを元に絵画化(デフォルメ)している気配を感じさせる。 https://t.co/0U1YVjAT3s
12-10 11:31

ショウはRCA卒業生なので正統的な美術史教育を受けているはずだが、あえてこの平凡さを写実的に描くところに前衛的な戦略を感じる。ここには最早かつて絵画が描こうとした「優美」は見当たらない。何かを失った後の、いわば喪に服したスコピック・レジーム。 https://t.co/bPXvNDGQ3O
12-10 11:23

12/07のツイートまとめ

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今回の原稿では、ゴーティエ・ダゴティの有名な《天使の解剖図》における身体の「開封」の問題を、ロココ文化の貝殻への「梱包」(縮約)の裏面として論じている。十八世紀のアナトミーアートとしては最も有名な画家。ちなみにロココ画家フラゴナールの従兄弟のオノレ・フラゴナールも著名な医学者。 https://t.co/859A4JwmPS
12-07 23:49

関東/西で暮らした経験から言えば、実感的に東京は冷酷非情であり、大阪は冷酷非情さに「気前の良さ」という化粧を施す点でいっそう性質が悪い。生粋の大阪人の私が言うから間違いない。
12-07 22:35

RT @0anamnesis1: 大阪人が交渉交渉でくるのなら、その上をいく交渉をしていかねば利にならんと体感したんやで…
12-07 22:25

人が誰かの心配をするのは、その人の未来を案じて心から助言するというよりも、実質的には本人の不安因子を除去したいから、その除去如何によっては将来的に利益が生じるからである場合が実に多い。だからこそ「相談に乗ってやる」派は常に一方通行的で半ば強圧的な態度を取る。
12-07 22:20

小説や詩は社会的に有用であるわけでも必要不可欠であるわけでもないのだから、それのみによって「自信を持つ」のは初めから困難であるばかりか、そこには欺瞞や恥辱が読み取れるということ。書き手がこの事実を隠蔽すればするほどテクストは正直に語る。
12-07 22:07

「今日はよく書けた」小説家の場合、彼は挫折した過去を幻想によって補充することに成功したのであり、社会からの単なる逃避に過ぎない自らの境遇を「崇高な悲劇」として審美化することに成功したのである。小説家は時に読者以上に「盲目」(ド・マン)だ。
12-07 22:00

承認願望の強い人間ほど、本質的に原抑圧の「代替の代替」に過ぎない「小説を執筆する」という行為を際限なく、時に幼児的ナルシシズムの傾向を垣間見せつつ自己正当化する。だが覆い隠せない書くことの無意味さに伴う苦悩と孤独が、正当化の強度の高い言及の節々から露呈される。
12-07 21:45

臨床心理士のような比較的取得が容易な社会的威信の低い資格(私の知人は単なる保険代わりに取っていた)がある一方で、精神分析はより文化、社会、芸術を読み解く上で効果的なツールだと考えられる。最近の主な論壇誌を眺めていてもそう感じることが多くなってきた。
12-07 21:39

コフマンのフロイト論だが、非常に丁寧な読みが展開されていて素晴らしい。随所にデリダへの言及もある。何より、ジュネのジャコメッティ論にある「美の起源には,,,」の下りを掘り下げる視座を与えてくれた点に感謝したい。
12-07 21:25

12/05のツイートまとめ

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デヴィッド・ルヴォー演出による『黒蜥蜴』(梅田芸術劇場)の公演チケットを二枚購入。主演の中谷美紀をリスペクトしている彼女が狂喜乱舞している。私も楽しみ。https://t.co/kTjZMaO8PZ
12-05 23:43

12/04のツイートまとめ

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建築と言語の関係についてはエイドリアン・フォーティの議論を軸にして一度書いたことがあった。過去の様式の引用、コラージュ、折衷なども含め、建築を文学理論で語るということ。そこに初期デリダのテクスト論との接続地点もあるわけだ。ラヴホテルは意外に奥が深い。
12-04 23:52

私が具体例として紹介しているラヴホテルは福岡、東京、千葉のもので、いずれも「ロココ調」という表現が見られる。中でも千葉のブルージュはパロディの質が他を圧倒していて、インテリアそのものの審美的鑑賞を目的化してもいるところに斬新さを感じた。この辺りもかなり詳しく論じている。
12-04 23:44

仕事から帰宅した後でも原稿が捗ってしまうのは、書くのが楽しいから。むしろ多少疲れている時の方が執筆のコンディションに良い触媒を与えられている気がする。
12-04 23:38

先日からずっと構想していたラヴホテル(におけるロココのパロディ化)論だが、今日ようやく大幅に進んだ。ハッチオンのパロディの概念はポストモダン建築にも言及していて非常に参考になる。そこに初期デリダの「散種」を関連付けて議論を再構成していた。
12-04 23:37

RT @0anamnesis1: 秋の残滓 https://t.co/WL6XvydYut
12-04 08:04

12/03のツイートまとめ

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RT @0anamnesis1: Stephen Mackeyの作品がツボに。クラウス・ノミ風の口唇。 https://t.co/TGku19yxAu
12-03 20:35

販売本数としてはやはり『四方対象』などの影響でSR関連の伸びが依然目立つ。ヴィスコンティ論も映画祭の有無に関わりなく売れ続けているので、やはり私は評論系中心に考えていきたいところ。とはいえ、小説や詩が動くとやはりとても嬉しい。
12-03 20:13

KDPの半年分のロイヤリティを回収。総計19485円。この場をお借りして、お読み下さったすべての読者さまに心から感謝申し上げます。 https://t.co/X3OgT2gsH7
12-03 20:10

11/30のツイートまとめ

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afterfinitude01

ロココ論は加筆推敲が進み、12月中か来年1月には出版する計画。全七章ほどの構成で、各章がそれぞれの角度でこの様式のディテールを徹底的に考察する。ロココを分析するとは、18世紀フランスの時代精神、死生観、性観念、ファッション、及びアンシャン・レジームの末期形態を解き明かすことでもある。 https://t.co/EVSPHdEVaB
11-30 23:42

RT @0anamnesis1: フォンテーヌブロー派(作者不詳) 《ガブリエル・デストレとその妹》 https://t.co/qAYjZwPH3G
11-30 23:20

ランニングをしている最中、落ち葉を踏むのが好きだ。お菓子のようなクシャッ、パリッという乾いた音が靴裏から響く。 https://t.co/nxCn37Kujf
11-30 23:20

久宝寺緑地にて。色彩に圧倒される。数時間は眺め続けられる光景だった。 https://t.co/YxZPwv9sVi
11-30 23:14

読みながら私が感じたのは、「あらゆる母は美しい」ということ。特に子を執拗に愛する母は。その子のためなら他人の子さえ殺すことのできる母は。いつまでも母子一体関係から脱却できず、子に近親相姦的な愛を寄せる母は。そんなすべての病める母を、私はこれを読んでいて心から美しいと感じた。
11-30 23:07

母がしげるを崖から突き落とす場面は数ページに渡って濃密に描かれているが、コマの枠からはみ出して余白にまで舞う「蝶」が母の「狂気の羽化」を予兆する一種のアトリビュートになっていると考えられる。
11-30 23:03

押見修造の『血の轍』1巻を読んでいて、小説や評論偏重気味の自分の読書傾向を戒める必要を感じた。彼の作品は『惡の華』から注目していたが、この作品では明らかに散文的な心理描写とも絵画的な表情の緊張表現とも異質な感情の襞を捉えることに成功している。https://t.co/vgoDWdk2z0
11-30 22:59