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キャメロン・ディアス×ケイト・ウィンスレットの恋愛映画『ホリデイ』


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(2012/04/13)
キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット 他

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 キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレット共演の『ホリデイ』を観た。監督はアメリカの女流映画監督ナンシー・マイヤーズ。
 雰囲気で言うと、クロード・ルルーシュの『男と女』をもっとハリウッド風に明るくした「優しさ」を感じた。クリスマス・イヴまで間近という時期に、一方は夫が浮気をして関係が悪化し、一方は信頼していた男性が二股をかけていたことを知ってしまう――いわば二人とも一番寒くなる季節に、メンタル面でも厳しい「真冬」の状態に陥ってしまわったわけだ。この映画は、イヴまでに二人は果たして「運命の人」に巡り会えるか? という切実なテーマを持っている。ケイト・ウィンスレット演じるコラムニストのアイリスはロンドン在住で、キャメロン・ディアス演じるアマンダはロサンゼルス在住の映画予告会社の経営者だ。二人は痛手を癒すために、いわゆるホーム・エクスチェンジをやってみることにする。アマンダはアイリスが暮らしていたメルヘンチックなコテージに滞在することになる。そこでアイリスの兄であるグラハム(ジュード・ロウ)に出会い、出会った瞬間から互いに惹かれ合う。グラハムも編集者として働いているが、実は二年前に妻と死別して幼い娘が二人いる。いわばアマンダの場合、かなりギャップのある関係になるわけだが、それでも二人は互いのことを大切な人として捉えていく。アイリスの方は、早くかつての恋人を吹っ切ろうとしていた。この映画では、婚約者がいるのに愛人を捨てられないとか、妻がいるのに若い娘と肉体関係を持ってしまう男性の「弱さ」が、二人の女性の人生にとって「本当に大切なパートナー」とは誰かを気付かせるための、いわばネガティブな契機になっているようだ。男性特有の恋愛面での「弱さ」と、それを克服し新しい春を迎えるために動き出す女性たちの「強さ」――この映画から感じられるテーマはまさにこれだ。最終的に、アマンダもルール無しで遠距離恋愛を楽観的に続けていくことにする。最後は新しい男性とヒロインたちが同じ屋根の下でダンスパーティーを開いて、明るく終幕する。
 主題歌はボズ・スキャッグスの《We are all alone》。典型的なメロドラマだが、イタリアのシリアスな恋愛映画に馴染んできた私にとって、このポジティブな恋愛劇には別の新鮮味が感じられた。







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