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10/12のツイートまとめ

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ちなみに今年のノーベル文学賞の最有力候補であるハビエル・マリアスとイスマイル・カダレは既に邦訳も幾つか刊行されている。候補では他にイアン・マキューアンやアントーニオ・ムーニョス・モリー、数年前にはマリー・ンディアイやコーマック・マッカーシーも名を連ねていた。
10-12 21:33

『ねじの回転』は「私」が写し取った「コピー」だが、謎なのはダグラスが何十年もオリジナルを保管し、開けられないようにその鍵まで持ち歩いていた点。いくら家庭教師のプライバシーを守るとはいえ、この徹底はさすがに奇妙だろう。むしろ「読まれてはならない」他の理由があったのではないか...。
10-12 20:41

⑵約10年後に彼女は10歳年下のオクスフォード大学生ダグラスに「初めて」出来事を告白する。⑶その約20年後にダグラスに秘密の手記を送付⑷その約20年後のクリスマスの夜にダグラスが「私」に手記の内容を語る⑸その?年後、ダグラスの死の直前に手記(オリジナル)を「私」が写し取る。
10-12 20:36

『ねじの回転』で起きた出来事(ブライでの「マイルズ死亡事件」)を以下のように時系列で整理すると、おそらくこの作品が実は幽霊とは異なる「別の何か」において不気味だという点が伝わるかもしれない。⑴語り手の女性(家庭教師)の教え子マイルズが死亡。彼女は館内で怪奇現象に悩まされる。
10-12 20:30

『ねじの回転』について分析した「巨匠の戯れ」はそれ自体で論点を「回転」させるパフォーマティブなテクスト。ニューヨーク版へのヘンリーの序文にある「クイントもジェスルも...幽霊などではまったくない」が幽霊説を否認するのだとしても、青木氏の論評を読んだ後でさえ不可解な点が残る。
10-12 20:23

ジェイムズの恋愛観は多くの作品共通の人間関係図にも反映される。⑴ミステリアスな美女、⑵彼女について想像をめぐらす視点人物(point of view)、⑶彼と何でも相談し合える女友達(confidante)という「安全な三角関係」(青木)。
10-12 20:11

青木次生『ヘンリー・ジェイムズ』も訳者として関与した作品考察や幾つかの評伝が収録されていて興味深い。特に「この美しくはかない人々」は、生涯多くのconfidanteに恵まれた作家がなぜ「結婚」しなかったか、その恋愛観が書簡を中心に分析されていて非常に刺激的だった。
10-12 20:01

処女長編『ロデリック・ハドソン』へのディケンズの影響も興味深いが、心理描写の方法論で決定的な影響を受けたのはやはりオースティン(特に『エマ』は先駆的)とジョージ・エリオット、あるいはホーソーン。一方でフランス文学については専門家だけあってバルザック以外、評価は厳しかった模様。
10-12 19:56

数日前に読了したF・R・リーヴィス『偉大な伝統』所収のジェイムズ論二篇はマセーシンらと並ぶ基礎文献。リーヴィスはどちらかというと後期よりも『ロデリック・ハドソン』、『ある婦人』、『厄介な年頃』、『メイジーの知ったこと』、『ボストニアン』といった前期・中期作品を高く評価する。
10-12 19:48

明日はノーベル文学賞発表だが、今年はシェイクスピア生誕400年、ジェイムズ没後100年でもあり英米圏では両者の様々な特集が組まれ盛り上がりを見せている。私自身、今年はシェイクスピアの演劇を二本鑑賞したり、ジェイムズへの情熱が深まるなど、なにげにこの記念とリンクしてきた気がする。
10-12 19:41

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