† 文芸理論 †

小説とエッセーのキメラ的配合

不滅 (集英社文庫)不滅 (集英社文庫)
(1999/10)
ミラン クンデラ

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アメリカの夜 (講談社文庫)アメリカの夜 (講談社文庫)
(2001/01)
阿部 和重

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バートルビーと仲間たちバートルビーと仲間たち
(2008/02/27)
エンリーケ・ビラ=マタス

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河馬に噛まれる (講談社文庫)河馬に噛まれる (講談社文庫)
(2006/05/16)
大江 健三郎

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小説の方法論について、短く、あまりに短く

これらは私が方法論として重要視しているものだ。
特にクンデラのポリフォニーは重要である。
クンデラの『存在の耐えられない軽さ』の冒頭はニーチェについての試論という形式であり、物語構造を持つ文体ではなく、評論形式である。
これは阿部和重の処女作も同じであり、大江健三郎の上記の作品の後半部分も類似している。
その極北はビラ・マタスである。

要するに、私は「小説的ではないが、小説として認められている形式」に惹かれる。
それは私が「いわゆる物語」に全く馴染めないからである。
私は主人公の動きではなく、作者の思弁に赤線を引くタイプだ。

したがって、これらの作品は私が作品を書く上でも無意識に前提とされているものである。
物語はほとんど展開されず、書きあぐねて終わるかに見える。
だが、作者の心理的なドキュメントは躍動的に展開されているわけだ。
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