† 音楽 †

ジョン・ケージの「夢」が持つ、静かな再生の力

私はこの音楽を聴いていると、デ・キリコの初期のあの極めて幾何学的なモンパルナス駅の中を、彼女と二人だけで静かに歩いているようなイメージを抱く。
この曲は、聴く者に神秘的な穏やかさを与える。
やさしさと同時に、どこかリリシズムも漂っているようなメロディーだ。

世界を歩んでいく上で大切なのは、様々な感情の起伏を起こさせる苦い出来事を、どのようにして自分なりに乗り越えていくかといったことに尽きる。
そうした出来事に直面している中で、自分を支え、また相手をも支えられる大切な恋人の存在は、何ものにもかえがたいものだろう。
私には、彼女と、彼女と二人でいる時に流れるジョン・ケージの「夢」さえあれば、おそらくそれで再びまた手を繋ぎあいながら「再生」できるのだという希望がある。

私はこの曲を愛する。



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~ Comment ~

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すごく素敵な音楽です。
今までジョン・ケージは評論の中で名前のみ聞く、という形でしか
関わってなかったのですがその音楽といい出会い方が出来ました。
御紹介いただきありがとうございます。

余談ですが自分もDir en Grey、特にUROBOROSが好きで
いつも心を貫通していくような感じを受けながら聴いています。
[2012/07/02 02:20]  Shiz  URL  [ 編集 ]

*コメントを頂き本当にありがとうございます*

Shiz様へ

共感して下さる御言葉を頂き、本当にありがとうございます。
ケージのピアノ音楽は初期のデ・キリコのような静謐さと物悲しさが漂っていて、いつ聴いてもこころが不思議と和む名曲が多いと感じています。
Shiz様もDir en greyがお好きなのですね!
私もよく流していて、Withering to deathの中のTHE FINALやUROBOROSのINCONVENIENT IDEALが特に好きです。クラシックとはまた違った、魂を洗い流す力のある音楽だと思います。
御親切なコメントを寄せていただき、本当にありがとうございました*

[2012/07/03 05:38]  satoshi  URL  [ 編集 ]















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