† 詩集 †

詩 『 イエスが使った顔文字 』

神よ
僕らの顔文字を祝福したまえ
ワインの仕事をしている僕の彼女が
飛び切りの一品を僕と乾杯してくれた
その時の彼女は

(〃⌒ー⌒〃)

こんな幸せな顔をしていた
僕はというと
早くキスがしたくてたまらずに
ワイン片手に

(´ε`*)

いや
こんなみっともない顔だったわけではない
でも嬉しくて
ずっと一人ぼっちで本を読んでいた僕にとって
彼女が返した

(´ー`* )

こんな眼差しがたまらなく可愛くて
可愛すぎて
たまらずに
夏休みの高校生みたいなキスをした

(* ^)(^ *)

昔クラスメイトの一人が
大切なひとには限りなくやさしく
そうでないひとには限りなく残酷に
そんな言葉を気取っていった
あの言葉は
あらゆる意味で誤っている
僕はそれを知っている

仲の良いひとには

(^-^*)

こんな顔をして
そうでないひとには

(`ヘ´)

ずっとこんな顔をしているひとは
愛そのものの裸形に気付けない

愛そのものの裸形は
自分がされて嬉しかったことを
隣人にもすることによって初めて
生み出されるのだ

ナザレのイエスは顔文字について
いかなる言葉も残してはいないが
十字架を背負った彼に
石を投げつけた少年たちに見せた眼差しは

(*'-'*)

常にこんな神聖な
微笑で溢れていた
一度も泣かず
一滴の涙も流さずに
己を鞭打つひとのために
最期まで貴方は祈った

その最期の祈りを
僕は死ぬまで忘れることはない



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